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コスパが良くタイトリストのプライドが詰まった美しいゴルフボール「TOUR SOFT」

タイトリストの『TOUR SOFT ボール』をコースに持ち込み、ロマン派ゴルフ作家が検証する!

2022/06/11 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

タイトリストの『TOUR SOFT ボール』

タイトリストの『TOUR SOFT ボール』

タイトリストの『TOUR SOFT ボール』は、どんなゴルファーのためのボールなのか? コースに持ち込んで、その真相をレポートする。

2ピース構造のボールでも最先端なのが『TOUR SOFT ボール』

タイトリストの『TOUR SOFT ボール』
タイトリストの『TOUR SOFT ボール』

タイトリストは、2022年5月27日に『TOUR SOFT ボール』を発売した。
前モデルから約2年振りのモデルチェンジである。

“ソフトな打感と卓越した飛距離性能”というのが、『TOUR SOFT ボール』のコピーだ。
本物のパフォーマンスを追求して開発されたという。

廉価版のボール市場で、かつて、タイトリストは日本国内においても、売り上げトップだった時期があった。国産メーカーのボールは、多ブランドが当たり前だった頃だ。
タイトリストは、ロゴはメーカー名で、小さなサイドプリントがブランド名だったのは、現在と同じ。

つまり、プレミアムな高級なボールから廉価版のボールまで、目立つボールロゴは、見慣れた同じタイトリストのロゴなのだ。
憧れのタイトリストのボールが、滅茶苦茶に安く売っている、ということで売れた、というわけである。

最近は、廉価版のボールに他のメーカーも力を入れだしたということもあって、タイトリストだから売れる、という時代ではなくなったようだが、だからこそ、新しい『TOUR SOFT ボール』に注目をした。

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テクノロジーとしては、新開発「346ディンプル」で空力性能が向上して、ドライバーショットで飛距離アップすることを狙っていて、大きなコアと薄いカバーが、コントロール性能と非常にソフトな打感を実現しているという。

多層ソリッド構造のボール主流は、現在、3ピースになっている。
『TOUR SOFT ボール』の2ピースという構造は、20世紀のテクノロジーで、正直に書けばかなり古い。
ただ、3ピースよりも素材が2種類で済む2ピースは、安く製造できるというメリットがあるのだ。

とはいえ、それだけでは、21世紀のゴルフボール市場で生き残ることは難しい。
素材そのものは、21世紀の進化した素材を採用しているのだ。
2ピースでも、最高のパフォーマンスが発揮できるように、開発されているというわけである。

今回、試打したのは『TOUR SOFT ボール』のイエローのほうになる。

カラーボールが流行っているのは、日本国内だけの不思議な現象らしく、外国ブランドのカラーボールのテクノロジーは、少し遅れていると言われているが……
『TOUR SOFT イエロー ボール』は、発色が美しく、以前のようにカラーがくすんでいる印象は一切ない。

廉価版のボールなのに、高級ボールに優っている、というようなファンタジーを思い浮かべながら、『TOUR SOFT ボール』をコースに持ち込んで試打ラウンドをした。

特化した部分がハッキリしてスコアアップできる『TOUR SOFT ボール』

タイトリストの『TOUR SOFT ボール』
タイトリストの『TOUR SOFT ボール』

『TOUR SOFT ボール』の打音の音量はやや控えめ、音質は濡れているが締まっている。タイトリストらしい音で、パッシという感じが心地良い。
打ち応えは、やわらかいが、しっかり感もあって、ちょうど良い敏感さがある。
フェースに乗っている時間が長い感触もある。

『TOUR SOFT ボール』は、イエローの発色が良く、遠くからでも目立つ。
見た目で、特に良かったのは、サイドスタンプのボール名のロゴで、アライメントのようなデザインになっているところだ。
ラインを取りやすくするためのアライメントは、2022年のトレンドのようになっているが、その中でも、『TOUR SOFT ボール』のデザインは、飛び抜けて良いと感じた。

さて、『TOUR SOFT ボール』の飛距離性能であるが、高弾道で棒球系の強いボールがドライバーでは打てる。
平均して220ヤード飛んだので、ヘッドスピード40m/sの僕としては、十分なトップレベルの飛距離性能があると感じた。

ただ、番手が短くなるほどに、飛距離性能はおとなしくなっていく。
アイアンにかんしては、平均的な飛距離のボールより半番手ぐらいキャリーが落ちる。スピン性能は緩いので、転がりでトントンまで行く感じなのかもしれないが、トップレベルに飛ぶボールと比較すると、それでも半番手ぐらいは落ちる。

また、ショートゲームでは、球種の打ち分けは苦手で、基本的にはハイボールで止めるのが向いている。
パットでも、少し弾き感が弱く、狙った速度を出すのに、少し慣れが必要な感じがした。

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『TOUR SOFT ボール』は、飛ばないボールだと考えるのは早計である。
ライバルは、ロストボールだと考えるとわかりやすい。ロストボールは、放置されていた環境と時間の長さで、極端に飛距離性能が落ちてしまっているものがあるが、表面は化粧直しされて出荷されるので、見た目ではわからない。
廉価版のボールよりも、ロストボールのほうが元々の性能が高いのだから、スコアアップに繋がるという考え方をしている人がいるが、大間違いである。
断言しても良いが、平均したら『TOUR SOFT ボール』のほうが飛ぶ。

2022年の夏のゴルフ市場にある廉価版のボールは、トップクラスの飛距離性能を誇っているボールがいくつもある。それと比較すれば、『TOUR SOFT ボール』の飛距離性能は、ドライバー以外は若干劣る。

推測であるが、それはタイトリストというメーカーの老舗としての良心なのだと思う。
ツアーボールや高額帯のボールに、廉価版の『TOUR SOFT ボール』が良い勝負するところまでは認められても、勝ってしまうのは、タイトリストファンのゴルファーを裏切ることになってしまうという正義感を感じるのである。

色々なクラスのボールを開発して、販売しているタイトリストだからこそのプライドが『TOUR SOFT ボール』を通して見えるのだ。

『TOUR SOFT ボール』は、無意識にロストボールの不安定さでスコアを崩しているゴルファーにオススメしたい。初心者だけではなく、ベテランゴルファーでも、ロストボールが安いから良い、と言っているシーンを見ることがあるが、無知というか、ちゃんと打てない未熟というか、とにかく同情するしかない。
『TOUR SOFT ボール』は、オートマチックにゴルフを楽しみたいと考えているゴルファーにもオススメである。

高性能なボールと比較すれば、良い勝負が出来るのはドライバーのスピン量が低くなることで飛距離が伸びるケースだけかもしれないが、安定して機能を発揮するというポイントと、個体差が小さいいうポイントは、廉価版のボールの中でもトップクラスである。

『TOUR SOFT ボール』は、オールマイティーなボールではないかもしれないが、例えば、100を切るとか、安定して90前後でプレー出来るクラスのゴルファーであれば、十分にスコアアップするために存在するボールとして、期待に応えてくれるはずである。

ロストボールでするゴルフには限界がある。早く卒業をして、『TOUR SOFT ボール』を使ってゴルフをしてみることである。
ほんの少しの差で、驚くほどゴルフが変わることを知ることも、ゴルフの醍醐味だと『TOUR SOFT ボール』は教えてくれるボールである。

篠原嗣典

篠原嗣典。ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


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