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90を切るために必要・大事な技術は、たったの3つだけ!

2022/09/07 ゴルフサプリ編集部

90を切るために必要・大事な技術は、たったの3つだけ!

15年連続で、レッスンしたゴルファーのベストスコア達成者が年間100人以上!という実績を持つ関浩太郎が、スコア90の壁を切るために必要な技術について解説します!

身につける技術は3つだけ

ラウンドでは林に入れてしまうことがありますが、これを確実に1打で次に打ちやすいところに出す。簡単なようですが、そのための練習をしている人はまずいません。簡単なのにできない=取りこぼし。簡単な問題に時間を費やせば最短時間でスコアを縮められます。まずは今できないことを難しいことと簡単なことに分けて、簡単なことから潰していきましょう。

具体的に言うと、ドライバーの飛距離を伸ばす、150ヤードからグリーンに乗せる、ミドルパットを決める、といったことのための練習は不要です。

身につけるべき技術は3つ。一つめはドライバーでもユーティリティでもいいからティショットでOBを打たず200ヤード先まで運ぶ技術。二つめはバンカーも含めて50ヤード以内から確実に3打で上がる技術。三つめは林から確実に一打で出す技術です。

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ティショットはドライバーでスリークォーターかユーティリティ

まずティショットですが、ドライバーで軽く打ってもユーティリティを使ってもOKです。

ドライバーで打つ場合には通常より半インチ、クラブを短く持ちます。振り幅はスリークォーター。フルショットとハーフショットの間くらいの振り幅です。バックスイングとフォロースルーでクラブが同じ高さまで上がるよう左右対称にスイングします。アプローチで言えばフルショットと50ヤードの間、70~80ヤード打つ感じですね。

この時に大事なのは、軽く振ろうとすると手打ちになりやすいのでしっかり体を回転させる。腕の振りと体の回転スピードを気持ちゆっくりにする感じです。曲がりを抑えられ、最低でも200ヤード、芯を食えばもっと飛びますから、このスイングを練習してください。

ユーティリティの場合はほぼフルショット。払い打つのではなく、アイアンのように打ちます。素振りで地面を叩くような音を出しましょう。「シュッ!」でなく「トン!」。アッパーにならないよう、しっかりダウンブローで打ちましょう。

アプローチウェッジで50ヤードと30ヤードを覚える

次に50ヤード以内から3つで上がるには、2パットの想定なのでアプローチでピンにピタッと寄せなくても大丈夫。もちろん寄るに越したことはありませんが、確実に乗せることが至上命題です。使用クラブは51~54度くらいのアプローチウェッジがおすすめです。サンドウェッジだとボールが高く上がりすぎるため距離を合わせるのが難しい。

また、ちょっとした当たり方でバックスピンがきつく入ったりもします。振り幅が大きくなるのでトップした時のリスクも大きい。プロがサンドウェッジを使うのは芝が長かったり、グリーンが硬いから。アプローチウェッジの方が簡単ですが、サンドウェッジじゃないと寄らないセッティングだからです。

練習のポイントは50ヤードと30ヤードの2つの距離を打てるようにすることです。これを覚えれば40ヤードでもピンが手前なら50ヤード打てばいい。ピンが奥なら30ヤード打てば2パットで上がれそうなところに乗せられます。

振り幅としてはバックスイングで左腕が9時、フォローで3時を指すハーフショットで50ヤード。でも、ハーフスイングだからといって体の回転が半分だと思ってはいけません。クラブが自分の真ヨコにくるわけですから、高さは半分でも体は真ヨコを向く。バックスイング、フォローとも90度回さないと手打ちになります。回転でハーフショット打つことです。

30ヤードは手が右腰から左腰の高さくらいまで動くのが目安です。ヘッドの高さではなく手の高さで振り幅を決めましょう。

7番アイアンで低い球を打つ

林から1回でフェアウェイに出す場合、木の下から抜いた方が難易度的には低いので、この方法を身につけます。

抜きたい高さにもよりますが、大抵は7番アイアンでいけるでしょう。グリップはシャフトを握らない程度にぎりぎりに短く握ります。ボールの位置は右足の前、グリップの位置は左足の前。これでハンドファーストになり3番アイアンくらいのロフトになります。短いクラブでロフトを立てるのがポイントです。

打ち方で大事なのは払うように打他たいこと。大抵のゴルフ場は左右の林には芝がなくベアグラウンドになります。このライでヨコに払うとダフりやトップのリスクが高まります。何より球が上がると木に当たって出ないので、しっかり上から打つ。林からの打球は低ければ低いほどいい。足首くらいの高さの打球でも強く出るので40ヤードくらいは飛びます。

上手くできなければテークバックがインサイドに入っていないかチェックしてください。これがダフりや右に飛ぶ原因。上からヘッドを入れるプレーンをイメージし、テークバックでそのプレーン上にクラブを上げること。あとは振り幅で距離をコントロールすればOKです。

おまけ:90切りを邪魔するクラブはバッグから抜く

クラブセッティングも90切りを実現するのに大事な要素です。アマチュアの方はみんなフルセットを入れたがりますが、実はそのためにスコアを崩していることが多い。必要ないクラブが入っているのではなく、ない方がスコアが良くなるクラブが入っている可能性があるので選別をしましょう。

通常フルセットは、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ(5~7番くらい)、アイアン(5~9番)にピッチング、アプローチ、サンドの各ウェッジとパターといったところだと思います。

まず、フェアウェイウッドはミスのリスクが高いので、90切りには要りません。

実際、持っていてもほぼ使わない方が多いのではないでしょうか。ユーティリティは2本必要です。ティショット用と、セカンドで距離が150ヤード以上あるラフや傾斜から打つ時、ハーフショットで当てていけば進めます。アイアンは6番か7番からでもいい。5番は要らず、6番もオプション扱いです。これが簡単な問題を確実にクリアするためのクラブセッティング。効率よく90を切ることができます。

15年連続でベストスコア達成者は年間100人以上!

試打解説/関浩太郎
(せき こうたろう)1974年生まれ、茨城県出身。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながら、ミニツアーを転戦。帰国後、クラフト技術を学んだ後、「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。多くのアマチュアゴルファーのサポートを行い、さまざまなゴルフメディアでも活躍している。
関浩太郎 GOLFTV

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