金無いのにゴルフやってるオヤジが考える、ゴルフボールの換えどき
金無いのにゴルフやってるオヤジのはなし 第17話
ゴルフサプリ編集部より、「金無いのにゴルフやってるオヤジさんは、ボールの換えどきっていつですか?」との質問がありました。それに答えるために、私、「金無いのにゴルフやってるオヤジ」が、どのようなボールを使ってきたかという話から始めたいと思います。
「金無いのにゴルフやってるオヤジ」とは?
金無いのにゴルフやってるオヤジ、と申します。50代のおっさんです。 スコアも通常100前後という完全なアベレージゴルファー...
100切り達成のころにはボールを一つに決めていた
25歳でゴルフを始め、26歳でゴルフコースをラウンドし始めたころは、適当に安いボールやロストボールでラウンドしていました。その後、100切り戦略のコラムで書いた初の100切りを達成したころには、キャスコのROCKETSの新品ボールでラウンドするようになっていました。当時は3個2,400円でした。
そして、そのROCKETSの新品ボールを、結婚してゴルフをやめるまで使い続けていました。なぜ、キャスコのROCKETSを使っていたのかというと、もちろん、「飛ぶ」と評判だったからです。
ドライバー飛距離210ヤードの非力さを、ボールで補えないかと考えていたわけです。また、ボールの種類を変えないのは、「アイアンの飛距離を正確に把握し、その飛距離に疑念を持たずにショットするため」になります。
この目的を考慮すると、ロストボールでは品質が安定しないと思い、新品を使用していました。
さらに、たとえ金銭的に少々余裕がある独身時代とはいえ、安くない新品のボールを使い続けたのは、「ボールが無くならないから、金銭的にそれほど負担でない」ということも理由の一つでした。
若いときは練習場でフルショットしかしなかった
20代の頃、練習場に行く度に、300球以上フルショットを打っていました。しかも、週に2日は練習場で打っていました。練習場ではアプローチを打つよりフルショットを打った方が楽しいし、若いのでフルショットを打ち続けても体は壊れません。たまに打ち過ぎて、左手が腱鞘炎にはなっていましたが…
また、フルショットさえ完璧に打てれば、それより振り幅が小さいアプローチはなんとかなるでしょ?という風にも考えていたので、ひたすらフルショットを打ち続けました。
週2日300球以上、フルショットし続けると、練習場のマットの上から打つ限りは、ほとんどミスらしいミスをしない、いわゆる「練習場シングル」らしくなります。ただし、非力であまり飛ばないので、打球そのものには、シングルプレーヤーのような迫力はありませんでしたが…
その「非力であまり飛ばない練習場シングルもどき」の状態でゴルフコースをラウンドすると、ティーアップしたティーショットだけ妙に上手くなり、セカンドからパットまではボロボロというゴルファーになりました。
以前に書きましたが、その頃、1990年代後半は、ゴルフコースのプレーフィーもバブル期の影響が残っている時代で、金銭的に比較的余裕がある独身時代とはいえ、ラウンドは年数回程度でした。
そのため、ボールのライや傾斜への対応、さらには距離感が要求されるセカンドショットからパットまでは、練習不足かつ経験不足の下手なゴルファーとなっていました。たとえば、以前書いたパブリック選手権では、ショートホールでバーディーを取るも、左足下がりのライでダフって空振り。そんなゴルファーだったのです。
だが、ボールを無くす率はとても低かった
一般的に、ラウンド中、ボールを無くす可能性が高いのは、ドライバーのティーショットとショートホールのティーショットだと思います。ドライバーは全クラブの中で最も曲がりやすいクラブで、曲がれば左右の林に打ち込みます。
ショートホールは、100~150ヤード先に単にグリーンが置いてあるだけというホールは、ほとんどありません。たいていは池や谷などを配置して、戦略的に面白いホールに設計されている分、池ポチャや谷に落としてボールを無くしやすいです。そのため、ドライバーとショートホールのティーショットが安定すると、ボールを無くす率が格段に下がります。
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ドライバーショットでは、さすがに全ホール、曲げずに真っ直ぐ打つというのは無理ですが、練習を積んでいる分、大曲りはめったに出ませんでした。それと当たっても210ヤードしか飛ばないという非力さなので、飛ばない分、多少の曲がりならコース内に収まるくらいになります。
また、ショートホールは6番アイアン以下で打てる150ヤード以下のホールだったら、かなりの確率で乗せることができ、実際にラウンド中、ショートホールの4ホールすべてでパーオンさせたこともありました。
常にROCKETSの新品ボールを使うことで、ボールの飛び方が安定して、アイアン各番手の飛距離が掴めていたことも、ショートホールのパーオン率の向上に貢献していたと思います。
独身時代は「非力であまり飛ばない練習場シングルもどき」になることで、ティーショットが安定し、スコアはイマイチでしたが、ボールを無くすことは非常に少なかったのです。
だったら、いつボールを換えるのか?
ここで、最初に戻って、「ボールの換えどきっていつ?」の質問の答えは、「生き残っているボールは、縁起がいいと思うので、無くなるまで使う」になります。
初の100切りを達成した頃からは、一つのボールでだいたい1.5ラウンド、つまり27ホールくらいは持ちました。
カート道に落ちたり、トップしたりして傷が付いたらどうするの?という疑問もあると思いますが、傷がついてもそのまま使います。少々、傷がついても、ゴムの状態が劣化して飛距離が落ちるということはないので、そのまま、使い続けました。
スコア100前後のゴルファーの場合、OBや池ポチャが無いラウンドというのは、スコア的にはベストスコアかそれに近いものになると思います。そのため、傷によるパッティングへの影響より、生き残っている縁起の良さを優先して、傷がついても無くなるまで使い続けていました。
ちなみに、今の私、「金無いのにゴルフやってるオヤジ」は、練習で無理すると、すぐに体が悲鳴を上げるので、若いときのような球数の練習ができず、ショットが安定しない分、ボールがしばしば無くなります。
その上に、金無いので、「一つのブランドに決めて、その新品ボールを無くなるまで使い続ける」というポリシーに反して、ロストボールを使っています。
それでも、なんとか若いときの「練習場シングルもどき」の状態を取り戻したく、現在、体が壊れない範囲で、出来るだけ球数を増やすように練習しています。再び、「練習場シングルもどき」になれたときには、「一つのブランドに決めて、その新品ボールを無くなるまで使い続ける」のポリシーを復活させようと思っています。
さらに上達して、70台を狙えるくらいになったら、その時は、ボールに傷が入ったらどう対応するかを真面目に考えたいと思います。
金無いのにゴルフやってるオヤジ(ペンネーム)
東京都在住の50代のおっさんです。25歳からゴルフを始め、現在はスコア100前後のアベレージゴルファーです。金は無いですが、70台でラウンドできる上級者になるべく、ゴルフを頑張っています。「金無いのにゴルフやってるオヤジの日記」というブログもやっています。こちらもご興味があれば覗いてみてください。
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