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大注目の『STEALTH 2』は、どこまでも遠くへ、どこまでもやさしく?どう変わった?

『STEALTH 2』は画期的なドライバー、フェアウェイウッド、レスキューで欲望を満たす!

2023/01/11 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

STEALTH 2

撮影/相田克己

2023年01月11日。都内某所。テーラーメイドの『STEALTH 2』シリーズが発表された。『STELTH 2』はどう変わったのか?どんなクラブなのか?速報レポートする。

撮影/篠原嗣典、相田克己

『STEALTH 2』が飛ぶのは当たり前!飛距離にプラスされる要素に注目せよ!

『STEALTH 2』
撮影/篠原嗣典

2023年01月11日。都内某所。テーラーメイドの『STEALTH 2』シリーズの発表会があった。

『STEALTH 2』は昨年、記録的な大ヒットで話題になった『STEALTH』の後継シリーズになる。すでにSNSなどでは、アメリカを中心にクラブの画像などがガンガン出回っていて、ソールのデザインが「エヴァンゲリオンみたいでカッコイイ」なんて言われ、注目を集めていた。

開発コンセプトは「FARGIVENESS」これは「FAR(飛距離)」+「FORGIVENESS(寛容性)」を掛け合わせた造語だ。『STEALTH 2』は、「どこまでも遠くへ どこまでもやさしく」をテーマにしているのである。

個人的に注目していたのは、飛ぶのは当たり前で、それに何をプラスしているのか?というポイントだったが、発表されたのは「やさしさ」だというわけである。

『STEALTH 2』シリーズのクラブは、2023年2月17日に発売される。

『STEALTH 2 ドライバー』は、3本の完全分業制!ゴルファーのタイプで自分の1本が選べる!

『STEALTH 2』
撮影/相田克己

『STEALTH 2』のドライバーは3本。かなり明確に違いがわかるように作られている。最もわかりやすいのはソールだ。

可変式の15グラムのウェイトがフェース寄りにあるSTEALTH 2 PLUS ドライバー
撮影/相田克己

『STEALTH 2 PLUS ドライバー』

可変式の15グラムのウェイトがフェース寄りにあり、後方のウェイトは15グラムと軽い。低スピンでぶっ飛ばすゴルファー向けである。

『STEALTH 2 ドライバー』

25グラムの後方ウェイトとややヒール目の固定ウェイト。やさしさを前面に出したベーシックなモデルになっている。

『STEALTH 2 HD ドライバー』

30グラムの後方ウェイトと限界までヒールに寄せたウェイト。ドローバイアスの強さも感じさせる最もやさしいモデルだ。

『STEALTH 2』
撮影/相田克己

それぞれの違いはソールだけではなく、ヘッドの形状などにも明確に出ている。これもなかなかお見事だと感心した。もちろん、それだけではない。共通のテクノロジーは実に説得力がある。

進化した「60層カーボンツイストフェース」は、フェースの厚みを部分的に変えることで更なる高初速を達成したそうだ。

見た目も少し変わった。赤がより鮮明な赤になったのだ。アドレスビューでフェースを感じられるので、プラスに感じるゴルファーが多いと思われる。

「カーボンソール」「特殊強化カーボンコンポジットリング」などの採用で、ヘッドに使用しているカーボン容量が、テーラーメイド史上初めて他の素材の容量を越えたという。

これらにより、再現性が高いショットを可能にしたり、ミスに対する許容性が高まることに直結することが期待できる。

細かいところまでなかなかやるなぁ、と更に感心したのは、アドレスビューも見た目の大きさや形状、差し色などのデザインも3本とも違う点である。

前モデルは、微妙な差があるだけでそれぞれの違いもイマイチわかりづらかったが、このビューというポイントは完全に3本の『STEALTH 2 ドライバー』が優っている。

説明を聞きながら『STEALTH 2 ドライバー』の本気と余裕を強く感じた。初代の『STEALTH ドライバー』は予告編みたいなもので、本編は『STEALTH 2 ドライバー』から始まるのだ。

週末には(2023年1月13日)主要な店舗で試打ができる体制になっているらしいので、興味があるゴルファーは、多少の無理をしてでも打ってみるべきだ。それだけの価値があることは間違いからである。

フェアウェイウッドとレスキューも怒濤の完成度と別次元への挑戦を感じさせる!

『STEALTH 2』
撮影/篠原嗣典

『STEALTH 2』のフェアウェイウッドとレスキューも、それぞれ3タイプが発売される。共通しているのは、カーボンフェースであることや、カーボンクラウンで、確実に進化をしているということだ。

個人的に衝撃を受けたのは、『STEALTH 2 PLUS フェアウェイウッド』だ。
なんと、ソールの中央に50グラムの大きなウェイトがあるのだが、それが前、中、後と可変できるのだ。過去にもあったが、50グラムという重量と動く範囲が別次元なのだ。

このウェイトの変更で最も影響を受けると推測されるのはスピン量で、最大で約550回転ぐらいのプラスマイナスが可能になる。

試打をする際に、ラウンド中に可変するのは規則違反ということもあって、可変部はデフォルトで打つことを良しとしているが、これはそんなポリシーを無視して、色々とやってみたくなる画期的なフェアウェイウッドである。

『STEALTH 2』
撮影/篠原嗣典

『STEALTH 2 フェアウェイウッド』

前モデルより、シャローヘッドにして重心を下げて、やさしく飛ばせるようにしている。

『STEALTH 2 HD フェアウェイウッド』

更にシャローヘッドにして、もっとやさしくなっているのだ。ヘッドも大きく見るようにし、フェース素材も新しくすることで、過去に考えられないようなやさしさを可能にしている。

『STEALTH 2』はフェアウェイウッドが凄い、というような評判になりそうである。

『STEALTH 2 レスキュー』

STEALTH 2 レスキュー
撮影/相田克己

ところがである。負けていないのが『STEALTH 2 レスキュー』だ。

『STEALTH 2 PLUS レスキュー』は、アイアンの流れを崩さずに使えるように工夫されていて、スピンがかかりやすいように作られている、グリーンに直接止められるようになっているのだ。

形状もハイブリッドの名器であるピーナッツを思いださせるスクエアな形状で、シャープに締まっている。僕はこの手のハイブリッドが大好物なので、久しぶりに説明を見聞きしただけで、かなりシビれたクラブになった。

『STEALTH 2 レスキュー』はウッド型で、色々なゴルファーが使えるようにやさしい工夫に溢れているが、テクノロジー的にはかなり飛距離が出ることが予想される。

ショートウッド代わりにバッグに入れたいゴルファーや、長い距離を打つクラブに苦手意識があるゴルファーをレスキューする工夫に溢れている。
安心感が、実は、ちゃんとした機能になることを教えてくれそうな予感がするクラブだ。

『STEALTH HD アイアン』

STEALTH HD アイアン
撮影/相田克己

そして、最後はイレギュラーなアイアンである。

最初にハッキリ書くが、『STEALTH 2 アイアン』というアイアンは、現状では発売されない
『PLUS』を使うゴルファーなら、テーラーメイドには『P』シリーズのアイアンがあるし、『STEALTH 2』の使用者なら、昨年発売した『STEALTH アイアン』が今年も継続して販売されるからだ。
しかし、テーラーメイドファンは知っているのである『STEALTH』には、『HD』のアイアンがなかったことを……

満を持して『STEALTH HD アイアン』が発売されることになった。
これは、パワー不足が原因で、思うような気持ちの良いボールがアイアンで打てない、と悩んでいるゴルファーのためのアイアンである。

中空構造で、ロフト設定は1番手アップだが、高弾道で飛んで、グリーンでピタッと狙い通りに止まるのが『STEALTH HD アイアン』なのだ。
グリーンに乗ったのに、転がって奥にこぼれていくボールを悔し涙で見送ったことがあるゴルファーはたくさんいる。ナイスショットをナイスな結果にするのは、クラブの仕事なのである。

このカテゴリーのアイアンが、各メーカーから次々に出ていて、それを上手く使って、ベストスコアを更新していたゴルファーが、僕の周辺に昨年だけで3人もいる。
『STEALTH HD アイアン』は、そういうアイアンである匂いがするのである。

STEALTH 2

撮影/相田克己

さて、アイテムが多いので、本当に駆け足の速報になったが、『STEALTH 2』は、なかなかエキサイティングなクラブがラインアップされていて、面白い。
僕はいつものようにコースに持ち込んで、試打ラウンドをする予定だが、真面目に楽しみにしている。
前モデルは、予告編だったという驚愕のインプレが出来そうで、わくわくさせるからだ。




篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

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