ショートウッドのほうが意外と良い結果が出る?

フェアウェイウッドは、アマチュアにとって上手く使いこなせれば、心強い武器にもなってくれますが、苦手としているゴルファーが多いクラブでもあります。苦手とする理由はいくつかありますが、クラブが長いためミートしづらいという点が大きな理由でしょう。

そのため飛距離はフェアウェイウッドには及びませんが、クラブ長が短めで比較的ミートしやすいユーティリティが重宝されています。

ユーティリティというクラブは、フェアウェイウッドより距離は出ないが、やさしく距離が出せるものとして認識している方が多いと感じています。確かにその通りなのですが、比較対象となるフェアウェイウッドが、ロフトの少ない3番ウッドや5番ウッドだけになっている気がします。

ロフトが多いショートウッドはそれに当てはまりません。人によっては、ユーティリティよりもショートウッドの方が良い結果が得やすい、やさしいクラブになりうる可能性があります。

ショートウッドは、ロフトの少ないフェアウェイウッドよりもクラブ長が短く、ロフトが多く設定されています。そのため3番ウッドや5番ウッドに苦手意識を持っているゴルファーでも意外と打てる場合があります。

また、同じくらいの飛距離が打てるユーティリティと比較すると、ボールが上がりやすく、つかまりやすいといった特徴があり、ユーティリティと使い分けることも可能なのです。

ショートウッドはこんな人におすすめ

ショートウッドは、ヘッドスピードがあまり速くない方、ボールが上がりにくいという方に良いですね。高さが出るクラブは、ミスしてもキャリーが出やすくなるので、平均飛距離が安定しやすいのです。それに、スイングで高さを出そうとしなくなるので、余計なミスを軽減できます。

ヘッドスピードが速い方でも使えますが、ショートウッドはカスタムシャフトの選択肢がかなり少なく、純正シャフトだと軽く柔らかすぎて、ミート率が下がってしまう可能性があります。

どんなクラブでもそうですが、シャフトや重さが合っていないといくらヘッドの性能が高くても自分が思う結果になりづらくなりますからね。

市販モデルでは、それほどラインナップが多くないショートウッドですが、小柄な女子プロがショートウッドを駆使して、自分より20ヤード以上飛距離が出るプロを破って優勝するなど、プロの世界でも活躍しています。

ユーティリティに満足しているのであれば、無理して使う必要はないですが、もう少し長い距離の精度を高めたい、もう少し安定して高い球を打ちたいと考えるなら、ショートウッドを是非検討してみてください。

■オグさん(小倉勇人・おぐら はやと)
元ゴルフ雑誌編集者のスウィング&クラブアドバイザー。現在は千葉県にあるゴルフ練習場「ユニオンゴルフクラブ」にて「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」で店長をしつつ、過去の経験で得た知識を武器にゴルフライターとしても活躍中。飛距離は250ヤード、持ち球はフェード。ベストスコア68。