"フェースバランス"か否かはパター選びの第一歩。周囲に影響されてあれこれ買い替えてては、カップインの確率は上がりません
ココを間違えると、パター上手にはなれませんよ
フェースバランスを選ぶなら、慣性モーメント大のモデルを
とはいえ、フェースバランスのパターの中でも難しさを軽減したモデルが数多くあります。例えば、重心深度を深くすることによって慣性モーメントを高めたモデルなどは、スイートスポットを外したときの寛容性が高くなっています。
また、ストロークの再現性を高めるためにグリップ部分を太くしたり、中尺や長尺にして総重量を重くすることでストロークの支点と軌道を安定させたモデルなども、フェースバランスの欠点を補う工夫といっていいでしょう。
だから、フェースバランスが好みという人は、自分のパッティング技術のレベルに合わせて的確な慣性モーメントのヘッドを選ぶと同時に、グリップの形状や長さ、重さなどで調整することが大事です。
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マレット型、L字型、ブレード型はヒール寄りでヒット
一方、支点で支えたときにトゥ側が下がるパターは、シャフトの延長線上よりもトゥ側に重心の位置が設定されています。マレット型やL字型、ブレード型がこのタイプに当てはまりますが、基本的にはストローク中、フェースが開閉するので、アイアンなどと同じようなイメージで振りやすいというメリットがある反面、インパクトでフェースの向きが微妙に狂いやすいというデメリットも。
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ただ、ミスヒットした場合でもボールが当たった部分がシャフトの延長線上とスイートスポットまでの間なら、ブレが非常に小さくなります。つまり、芯を外したとしてもややヒール側に当たっていれば打ち出し方向があまり狂わないということです。
そういう点から考えると、芯で捉える確率が低いゴルファーは、このタイプのほうがイメージした方向に打ち出せる確率は高くなるかもしれません。
【買い替え時のポイント】
● 自分に合った重心位置のパターを見つける
● その中で距離感が合うもの
● 構えたときにしっくりきて、打ち味が心地良いモデルを探すこと
いずれにせよ、周囲に影響されてあれこれ買い替えるのではなく、自分に合った重心位置のパターを見つけ、その中で距離感が合うもの、構えたときにしっくりきて、打ち味が心地良いモデルを探すことが大事だということです。
文・真鍋雅彦(まなべ・まさひこ)
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。
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