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ブリヂストンスポーツの『B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ』は夢を現実にする1本!11万円という値段が安いか高いかは、あなた次第!

『B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ』は、余裕と遊び心で使う最高性能のウェッジだ!ロマン派ゴルフ作家が検証する!

2023/04/26 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

生涯最高のバックスピンが出るなら、『B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ』は安い買い物?

B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ

『B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ』は外観だけでなく、中身も余裕を感じさせる雰囲気がある。
試打してみて、わかったポイントをまとめる。

●打音:音量、控え目。音質は残響を抑えた大人しい音。懐かしい感じした。手応えは鈍感で、クリアな芯感がある。

●弾道:普通に打つと高弾道。高低の打ち分けに敏感に反応するが、オートマチックに高弾道も打てる。

●飛距離:ロフト通りの飛距離性能。飛ばさないテクニックの反応はいい。バックスピンは強烈。フルショットで4ヤードもバックスピンで戻ったホールもあった。

まず、フェースの波形のミーリングは、目立って違和感になったりはしない。それどころか、言われなければ全くわからないくらいだ。せっかくの高額ウェッジなのに、見た目でわからないのはちょっと残念…と考える人には『B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ』は向いていない。

見た目ではなく、打ったボールが証明するのが、ウェッジなのだ。中身で勝負するためのウェッジだとすれば、見た目で威嚇するようなものは無粋でカッコ悪い、ということになる。

その中身であるが、『B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ』は、ツアーウェッジでありながら、強烈なスピン性能を発揮する。通常、バックスピンでボールが戻るようなウェッジは、プロや上級者は好まない。その場で止まるのがベスト、戻りすぎのは計算ができないから敬遠するのである。

前モデルはまさにそういう意味でツアーモデルだったのだが、『B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ』は、嘘だろう!?と声が出るほどボールにバックスピンがかかった。

バックスピンでボールが戻るというのは、強い快感を伴う。バックスピンを味わいたいというゴルファーにオススメする。

『B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ』はプライスレス

テクノロジーを駆使して、ちょうどいいいところに落ち着けるのではなく、今回はMAXまで振り切って、スピンに特化したウェッジをつくろうとしたのか、それとも、偶然そういう仕上がりになってしまったのかはわからないが、とにかく驚いた。

『B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ』は、夢とロマンのクラブである。ウェッジは消耗品だから、正直なところ保ちはよくない。それでも、ウェッジが夢を見させてくれるのであれば、その価値はある

懐に余裕があってスピンにこだわりのあるゴルファーは、ぜひ『B-Limited BRM2 フルミルドウエッジ』を打ってみてほしい。面白い経験をすることは、プライスレスなのである。




篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


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