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2023年春夏 最注目の中古ドライバーはテーラーメイドのアレ!ドライバーの素材の変遷と進化にアッパレ

2023/06/14 ゴルフサプリ編集部 中山功一

ゴルフギア,木製ドライバー

中古ゴルフクラブ業界に携わって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。今回は、ドライバーの素材の変遷と進化についてお話しするとともに、2023年の中古市場で注目すべきドライバーを紹介します。

最近ゴルフを始めたゴルファーは「パーシモン」を知らない?

トミーアーマー945,EYE-O-MATIC

クラシッククラブのパーシモンヘッドは「Uグレイン」と呼ばれる美しい木目が出ているモデルが好まれていました。しかも、その木目は一本一本おもむきが違い、コレクターにはとても魅力的に映ります。(写真提供/中山功一)

1940~1950年代に製造された名器は、全てパーシモン製です。

パーシモンとは、樹齢50年~80年の北米産の柿の木のことを言います。「パーシモン=柿の木」ですが、伐採してそのまま使うことはできません。

当時は伐採してから2年ほど自然乾燥させ、その後「オイルハーデン」といって木目にオイルを染み込ませる作業など、非常に手間のかかる工程を経て、ドライバー用のパーシモンブロックになりました。

私も若き頃、パーシモンブロックからヘッドを削り出したことがありますが、非常に硬い素材なので苦労した記憶があります。

そんなパーシモンヘッドを多くのレジェンド選手たちが愛用してきました。たとえば、“帝王”ジャック・ニクラウスは、マグレガーゴルフのトミーアーマー945、EYE-O-MATIC(1954年製)、ジャンボ尾崎やグレッグ・ノーマンは、マグレガーゴルフのM85TW(1952年製)を愛用していました。

パーシモンからメタルへ 1979年:テーラーメイド ピッツバーグパーシモン誕生!

ピッツバーグパーシモン

(写真提供/中山功一)

パーシモンドライバーが全盛だった1979年に、メタル製のドライバーが発売されました。鉄鋼産業の中心地であった米国ペンシルバニア州ピッツバーグの名を冠し、ピッツバーグパーシモンと呼ばれヒットしました。

メタル製ドライバーは、リー・トレビノの活躍により一気に注目されることとなり、ジャンボ尾崎がテーラーメイドのツアープリファードメタル(なんとロフト7度)を使用したことで、日本でもメタルドライバーが主流となっていきました。

和製メタルは「J‘sメタル」なくして語れない!1992年:ブリヂストン J‘sメタル プロフェッショナルウエポン発売!

J‘sメタル

(写真提供/中山功一)

J‘sメタルはディープフェースのプロ好みのモデルで、ジャンボ尾崎が使用したことで爆発的ヒットとなりました。

そして、メタルからチタンへ

ブリヂストン,プロ230チタン

(写真提供/中山功一)

1993年ごろからチタンヘッドが登場したのですが、鋳造チタンが多く、価格も高価であったのでなかなか火が付きませんでした。そんな中、鍛造チタンヘッドのブリヂストン プロ230チタンが発売されました。

プロ230チタンエイト

(写真提供/中山功一)

このモデルは鍛造チタンの走りで、定価11万円と高額でありながらもヒットし、その後継モデルであるプロ230チタンエイトは、多くのプロが使用して大ヒットしました。

この頃からカーボンシャフトが進化し、チタンドライバーのシャフト交換がブームになりました。

ジャンボ軍団のプロが、プロ230チタンエイトにフジクラ製のF-HMWシャフトを装着したことで、シャフト交換を求めるアマチュアゴルファーがゴルフショップに殺到しました。

当時、私は修理担当としてシャフト交換をしていました。多い日は1日40本~50本ものシャフト交換をして、シャフト交換だけの売り上げが100万円を超える日もあったのです。

チタン~コンポジット

TR-X DUOドライバー

プロギア TR-X DUOドライバー(2004年)(写真提供/中山功一)

コンポジットドライバーの開発は、各社が行っていました。2004年、プロギアからDUOドライバーが発売されましたが、このモデルはクラウン部分がカーボン製で、ヘッドをたわませて飛ばすモデルとしてヒットしました。

ただし、チタンとカーボンとの組合せはどのメーカーも開発していたものの、素材の相性が悪く、なかなか発売に至らないケースが多かったのです。

2020年は、複合ドライバー元年!キャロウェイ エピック・マーベリック/テーラーメイド SIM・ステルス

  • キャロウェイ エピック

    キャロウェイ エピック(写真/ゴルフトゥデイ編集部)

  • テーラーメイド SIM

    テーラーメイド SIM(写真/ゴルフトゥデイ編集部)

チタンのボディやフレームに、カーボンパーツを複合したドライバーが大ヒットした年でした。開発上の問題点が、製造技術や素材の刷新によって解消され、またAIテクノロジーを駆使した設計のドライバーも発売されました。

ドライバーのヘッド体積はルールで460ccまでと規定されています。この体積の中で理想的な重量配分を実現しようとすると、「軽くて強い素材+重い金属」によって、重量配分を追求するしかありません。

つまり、フェースやクラウン部分を軽くしてソール部分を重くする、ソールウェイトで重心深度を調整する、この複雑な関係性を利用して、最大飛距離性能を実現するのです。

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ここまで、ドライバーの素材の変遷と進化についてお話ししてきました。

では、いよいよ2023年の中古市場で注目すべきドライバーを紹介していきます。

テーラーメイド ステルス2

複合構造のドライバーの中でも、フェースにカーボン素材が採用された画期的なモデルといえばテーラーメイドのステルスです。2023年にはカーボンウッドの2代目となるステルス2ドライバーが発売されました。

初代ステルスと構造はほぼ同じですが、打ってみると別物です!音や打感、弾き(初速)、打ち出し角全てが別物に仕上っています。

ヘッド形状は伝統的な洋梨形状のディープフェースで、どちらかというと中~上級者に向いています。中古相場はまだまだ高値なので、次の買替候補としてウォッチしましょう。

ステルス2 TENSEI RED TM50 ('22) シャフト

TENSEI シャフト

(写真/ゴルフトゥデイ編集部)

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\それでは、あなたのゴルフライフにGood luck!/

中山功一

中山功一(ナカヤマ コウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。


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