ゴルフシューズはスパイクレスの時代 でも、やっぱりソフトスパイクのほうが本格派?
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第81回
シューズでスコアアップは本当?レベルが上がるほどシューズは大事
約30年ほど前、新しいシューズでひどい靴擦れを起こしたため、3ホールだけ裸足でゴルフをしたことがあります。
芝生が想像以上にチクチクすること。裸足のほうが歩きづらかったこと(当時は歩きゴルフ)。踏ん張りが効かず飛距離が落ちて、かつ、方向性も不安定になること。少しだけ背が低くなる分、アドレスに違和感があること…いろいろなことに気が付いて、ゴルフシューズに助けられてゴルフをしている現実を知ったのです。
意識していない人も多いと思いますが、ゴルフジュースは全てのストロークに関わっています。飛ばすのも、乗せるのも、寄せるのも、入れるのも、ゴルフシューズ次第でプラスにもマイナスにもなるのです。
スパイクレスは、この10年ぐらいで飛躍的に進化し、ゴルフシューズとして本当に優秀になりました。ソフトスパイクも同じです。ゴルファーが歩きやすいように、カートが使いやすいように、疲れにくくなるように、ショットが安定するように、飛距離が出るよう研究して製造して、ゴルファーの意見を聞いて再び研究して、製造して。
スパイクレスもソフトスパイクも、トップレベルのシューズはゴルファーを裏切りません。ゴルフの歴史で、最も優秀なシューズを履いてゴルフができるのは最高です。
どちらを選ぶかは好みの世界
ひと昔前まで、スパイクレスは軽量で履き心地がいいがグリップ力と耐久性は劣るとか、ソフトスパイクはグリップ力があり鋲が交換できるが少し重くソールが固い、などのイメージがありました。
しかし、現在はグリップ力の差はほとんどなく、重さも耐久性も大差ないというのがセオリーになっています。
● 履き心地やテクノロジーを優先するなら、スパイクレス
● スイング中の踏ん張りや安定性を優先するなら、ソフトスパイク
どちらを選ぶかは個別のシューズの機能などを優先すべきで、スパイクレスかソフトスパイクかの違いについてはあまり深く考えなくていいのです。メーカーによっては、同じ機能でスパイクとソフトスパイクがラインアップされています。こうなってくると好みの世界です。
ゴルフシューズ選びでスコアダウンしているのは言語道断だとして、シューズでゴルフライフを充実できることを初めて知ったのだとしたら、足元を見直してみるのが正解です。
ゴルフシューズに不安がなくなれば、それだけでゴルフは何倍も楽しめることだけは間違いありません。
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
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