強い逆風の池越えショットは”力まず大きめに打つ”が正解!
ピンが手前側のときは手前の池に入れたくないが、なるべくピンの近くに落としたいという心理も生じやすい。どっちつかずの気持ちのままで打つと池ポチャの結果となりやすい。
強い風が吹く日は距離感やクラブ選択などのジャッジメントがとても難しいですよね。プロトーナメントでも無風の日は予選カットラインの予想が2〜3アンダーでも、風が吹き出すと途端に1〜2オーバーまで急変することがよくあります。
普段は85くらいで回れる方々も風が強い日は90や95を打っても悲観せず、これだけのスコアで回れた自分を褒めてあげてください。
さて90切りを目指すゴルファーによく見受けるご質問に「アゲンストの風のときの池越えのショットはどう打てばいい?」というのがあります。
第2打はボールが平らなフェアウェイ上でライは良好。グリーンを狙いたいけれどグリーンのすぐ手前まで大きな池が広がっていて、ピンの位置は手前に切ってあります。さらに強い向かい風が吹いているというシチュエーションです。
強く打つほど高く吹き上がってショートしやすい
こんなとき風に対抗しようとして力を込めて振ると、ボールにスピンがかかりすぎて吹き上がってしまいます。ウェッジなどロフト角の多いクラブほど前に飛ばず、手前にショートしやすいのです。まずは距離的にピンまでピッタリのクラブではなく、「このクラブでは大きいな」と思える番手を選びましょう。そして一所懸命に振るよりも、リズムよくスイングすることです。
力んではダメだからといって力を抜いて振るのではなく、「イチ、ニのサーン」という感じでスムーズに振り抜くのです。大きいかなと不安がってスイングするとインパクトが緩みやすくダフリやトップが出やすいので注意してください。
池には入れたくない。しかし、ピンの近くに落としたい。そんなふうに欲張ってはいけません。手前の池を絶対に避けたいなら、「ピンをオーバーしてもOK!」と決めて打ちましょう。優先順位を考えて気持ちを整理して打つ。これが上手なマネジメントにつながります。
伊能恵子
(いのう・けいこ)
千葉県出身。男女ツアープロをサポートするプロキャディの第一人者。現在は主に片岡大育のキャディをつとめる一方、リンパセラピストとしても活躍中。
スーパーGTにて塩津佑介選手と。たまに応援に行きます。




