「Ai SMOKE ドライバー」最速試打計測!“弾道を補正”するAIスマートフェースの真偽を確かめた!
パラダイムシフトを加速させる大進化を遂げたAI設計フェース
4つのラインナップが同時に発売予定
パラダイム Ai スモークのラインナップは前作同様4種類が用意されている。
(1)ノーマルモデル:「MAX」
(2)ドローバイアス:「MAX D」
(3)上級者モデル:「◆◆◆(トリプルダイヤモンド)」
(4)ヘッドスピードが遅い人向け:「MAX FAST」
発売は未定だが2月上旬から中旬になる模様だ。ウィメンズモデルも「MAX D」「MAX FAST」の2モデルを用意。
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飛距離をとるか、それとも寛容性を優先するか。最近のドライバーは相反する性能をかなりのレベルで実現してくれている。とは...
打ってびっくり!本当にフェースが弾道を補正した!
体が動かないながら300ヤードに迫る一打も
「弾き感もあるのにやわらかさも感じる」と石井。打感も音も好印象。
ヘッドスピードが上がらない寒空の下で試打をスタートした3人衆。
口火を切った石井は「寒くて動けない」と言いながらも300ヤードに迫る飛距離をマーク。首はヒネるものの笑顔が絶えない。
「芯を外した時に出る球が他のクラブと違うんです。“やっちゃった!”と思っても曲がらないから結果的に飛んでるんですね」(石井)。
小倉曰く「シャフトにも気合が入っている」。まずは純正から試すべし。
それを受けた小倉は「イメージと違う球が出るのは通常はデメリットになるけど、このクラブは良い方向にイメージが違うから文句を言う人はいないでしょう」。
なるほど出球は必ずしもフェアウェイセンター方向ではないが、誰が打っても出球方向に真っすぐ飛んで曲がり幅がすこぶる小さい。
「顔つきがシャープになった」。構えやすいところもいいと野村。
野村もそれを感じたようで「フェースの向きだけ合わせればスイングした方向に飛んでくれるから楽ですよ。それにインパクトで明らかにフェースが開いて“ペラった!”と思ってもフェアウェイにあるからありがたい!」。
ボールデータを見ると一目瞭然。3人ともオフセンターヒットでもミート率が高く、ボールスピードも高初速で安定していた。そりゃ飛ぶし曲がらないわけだ。
慣性モーメントをいじることなく、これだけの進化を遂げたAiスモーク。弾道補正までもやってのけるミラクルなAiスマートフェースに脱帽することしきりの3人であった。
打ち出した方向に真っすぐ飛ぶからフェース向きさえ合わせればOK
多少芯の下めで打っても芯を食った場合とミート率、ボール初速は変わらなかった
【当たり損ねた球を真ん中に戻してくれるフェースを実感】
石井良介
「打ち出した方向にスコーン!と、球がネジれることなく真っすぐ飛びます。ちょっと芯を外してもデータを見るとミート率が高くて初速も落ちてない。冬でヘッドスピードが遅くなっているのに飛びました。MAXは前作のノーマルより球がつかまります。
ジェイルブレイクがなくなったせいか、エピック以降のどれとも打感が違って、弾くのにやわらかさもある。品のある心地いい打音の効果かもしれません。
この10年ドライバーは慣性モーメントを大きくする一方でしたが、Aiスモークは徹底してフェース面にAIを仕向け、当たり損ねた球を真ん中に戻す技術を生み出した。それを実感した以上、自分のシャフトを入れてラウンドせずにはいられません」
「芯を外しても高ミート率!?」と石井
PROFILE
石井良介(いしい・りょうすけ)
1981年生まれ。PGAティーチングプロA級。早くからトラックマンを活用したレッスンを開始。高い分析力をもとにした指導に定評がある。
どちらもデータに大きな変化はなし。弾道も安定してほぼ真っすぐ飛んだ。
【スイングも打点も違うのに弾道が変わらない】
野村タケオ
「僕は元々カットに入ってフェード系の球が出るのですが、このクラブは真っすぐ飛んでフェードしない。インパクトで詰まってフェースが開いてもフェアウェイの右端に落ちました。前作より曲がりにくさが際立って飛距離も出ています。
僕なんか毎回同じスイングはできないし打点も違うのに弾道は大して変わらない。明らかにフェースが補正してくれているんでしょうね。当たらなかった時でも打感の違いはほぼなくて音も爽快。これはすごいです。どこに当たっても曲がらないとわかれば当てに行かなくなりますから、もっと飛距離も伸びるはず。前作と比べてシャープな顔つきになって非常に構えやすいのも好印象です」
「これはすごいです!」と野村
PROFILE
野村タケオ(のむら・たけお)
ゴルフバカイラストレーター。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラム、クラブの試打記事などを寄稿。YouTubeのライブ放送も人気。
トゥ側でヒットしても芯でヒットしてもボールデータに大きな変化は現れず。
【フェースのどこに当たっても飛ぶクラブ】
小倉勇人
「直進性が向上したのと、前作より曲がらず打球も上がりやすくなったと思います。打感がやわらかく、ちょっとつかまるくらいで非常に扱いやすい。振り抜きもいいですね。僕は普段、ヘッドが小さいドライバーを使っていますが同じように振れました。フェースの進化を感じます。シャフトも良くなりました。
前作はやや潰れる印象でしたが、今回はしっかり作り込まれているので、まずは純正シャフトから入るべき。いきなりカスタムはもったいないです。前作から完成度を高めつつネガティブな要素を徹底的に排除したモデル。ただ、フェースのどこに当たっても飛ぶので打ち出し方向の管理は必要ですね」
「フェースの進化を感じます」と小倉
PROFILE
小倉勇人(おぐら・はやと)
1978年生まれ。スイング&クラブアドバイザー。「ユニオンゴルフクラブ」(千葉県)で「ゴルフフィールズ ユ
ニオンゴルフ店」の店長を務めゴルフライターとしても活躍。
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