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ティショットがOB！前進4打の救済を受けようしたら特設ティがない…って時に取るべき2つの方法

ティショットがOB！前進4打の救済を受けようしたら特設ティがない…って時に取るべき2つの方法

知っていると得するルール＆マナー

2024/02/21　ゴルフサプリ編集部　真鍋雅彦

OBに入った辺り、2打罰で打ち直しができるルールを設けているコースも

（2）もう1つは、「紛失球やアウトオブバウンズ（OB）の球についてストロークと距離に代わる選択肢」というもの（これが正式名称です）。簡単にいえば、競技じゃないカジュアルラウンドや仲間内のコンペでは、OBやロストボールでもわざわざティーイングエリアに戻って打たなくてもOBに入った（ボールがなくなった）辺りから、2打罰で打ってもいいよというローカルルールです。

もともと前進4打は、ファストプレーを推奨するために提案されたルールですがこれも同じ。特に、「OBに入っていないと思っていた」とか「あるはずのボールが見つからない（ロストボール）」というときには助かります。

打ち直す場所は、球が止まったと推定される地点やアウトオブバウンズとなった地点から、プレーしているホールのフェアウェイの縁までの間で、ホールに近づかない広い区域でそこにドロップします。この救済を受けるときは2罰打なので、ティショットをOBに入れた場合は4打目となります。

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考えてみれば特設ティと同じようなものですが、特設ティは一般的にフェアウェイにあって、ティアップを認められているところがほとんど。それに対し、この救済措置の場合はラフからのショットとなり、ティアップもできません。いかに前進4打の特設ティがありがたい存在かが分かりますよね。

Q：さて、ティショットの場合は前進4打でしたが、2打目でOBゾーンに入れた場合やボールが見つからない場合はどうすればいいのか？

A：特設ティはないので、基本的には打ち直し。また、ティショットで紹介した「紛失球…」がローカルルールとして採用されている場合は、2打目がOBだったら5打目、3打目がOBだったら6打目としてプレーできます。

どういう処置をしていいかは、コースによって変わってきます。冒頭でも言いましたが、初めてプレーするコースでは、コースに着いたらまずローカルルールを確認するようにしましょう。

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文・真鍋雅彦（まなべ・まさひこ）

1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。