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スロープレーに打ち込み、ゴルフ場に寄せられるクレーム対象にならないためには?

知っていると得するルール&マナー

2024/06/05 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

ゴルフ場,ゴルファー,セルフプレー

何かにつけて“文句を言う”人が多い昨今。ゴルフ場にもいろいろなクレームが寄せられているようです。しかもそのほとんどが、他のプレーヤーに関するものだとか。そこで今回は、クレームの中でも代表的なものと、クレーム対象にならない方法をお教えしましょう。
写真/ゴルフサプリ編集部

ゴルフ場に寄せられるクレームは、大半がプレーヤーに関するもの

ゴルフ場へのクレームというと、「コースのメンテナンスが…」「従業員の態度が…」「レストランのメニューの種類が…」というものが多いのかなと思っていたら、最近は、「他のプレーヤーに対するクレーム」の方が多いといいます。

確かに昔は(という言い方をすると、若い人にそっぽを向かれそうですが)、1組に1人はエチケット&マナーに厳しい人がいて、技術以上に振る舞いの指導を受けたものですが、初心者同士でも気軽にプレーできるのが今どきのゴルフ。それはそれで良いことのような気もしますが、セルフプレーが当たり前になったことを考えても、クレームの対象者にならないように最低限のエチケット&マナーは身に付けておきたいものです。

今回は、いくつかの代表的なクレーム例を挙げながら、その対処法を紹介しましょう。

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絶対やってはいけないのは、スロープレーと打ち込み

【プレーが遅すぎる】
いわゆるスロープレー。特に、「イラッ!」と来るのは、パー3のティーショット待ちや、セカンドショットでグリーンが空くのを待っているとき。パットが入らなくて時間がかかっているのならまだ許せるのですが、たっぷり時間をかけてラインを読んでいたりすると、「さっさと打てよ」と思ってしまうものです。しかも、ひどいケースになると、自分の番が来てからラインを読み始める人も。
傾斜に関しては、あらかじめカートに搭載されているコースナビで確認しておき、グリーンに上がる前にも再チェック。ボールマークを置くときに最終確認して、それと同時に歩測もしておけば、自分の番が来たときに速やかにプレーできます。
また、ショットのときも、打ち終わったら次のプレーを予測して、クラブを2~3本持って次のポイントに急ぐ(無理に走らなくてもいいですが)ことも習慣づけておきましょう。

【後ろの組に打ち込まれてドキッとした】
これも最近多くなったクレームのひとつ。キャディー付きのラウンドならこういうことはほとんど起こらないのですが、セルフプレーが主流の昨今は件数も増えたようです。
打ち込まないためには、必ず前組のカートがどこに止まっているかを確認することが大事。カートだけが先行している場合もあるので、前方が全く見えない場合は、カートが“絶対大丈夫”というところに移動するまで待ちましょう。
また、自分たちが打ち込まれないためにも、ブラインドホールでは、最後尾のプレーヤーと同じ位置にカートを置くようにしましょう。

【プレーをしていたら、いきなり人が現れた】
隣のホールと林でセパレートされているホールではよくある話ですが、最近は断りもなく、いきなり飛び込んでくる人もいるそうです。
隣のホールに打ち込んだら、まずは木の陰に隠れて、そこに人がいないかどうかを確認。プレーヤーがいる場合は、その人たちのプレーが終わってから、必ず意思表示をしてコースに入りましょう。その意思表示も、その組の人全員に自分がいることを分からせることが大事です。「ご迷惑をかけてすみません」という謝罪の声かけ&ジェスチャーも忘れずにしましょう。

ゴルフ場,バンカー

【バンカーがならされていない/グリーンのボールマークが修復されていない】
バンカーショットを打ったあと、バンカーをならさずに次のショットに向かう人や、自分がつけたボールマークを修復しない人も多いようです。
バンカーを打ち終わったら、レーキを使って足跡やショットの跡をならす。グリーンにオンしたら、ボールマークがついていないかどうかを確認して、ついていたらグリーンフォークで直すということも習慣づけるようにしましょう。

【服装が乱れている】
「シャツの裾を出したまま」「Tシャツでプレーをしている」「クラブハウスでジャケットを着用していない」といったクレームもあるようです。服装に関しては、ゴルフ場ごとにドレスコードがあるので、必ず確かめてから出かけるように。特に名門やメンバーシップ色の強いゴルフ場でプレーをするときは注意が必要です

基本的に、年配ゴルファーから若いゴルファーに対するクレームが多いようですが、キャディー付きでゴルフを覚えた年配ゴルファーがマナー違反を犯してしまい、クレームの対象になることも。「人の振り見て我が振り直せ」ではありませんが、人がやっていて「あれっ?」と思ったことは、自分がやらないように気をつけましょう。

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真鍋雅彦

真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。

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