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7番アイアンの低い球で手前からワンクッションがベスト!ディボット跡からの50ヤード【中井学】

残り50ヤード攻略のコツを中井学がレッスン(7)

2024/09/14 ゴルフサプリ編集部

ディボット

ボールはフェアウェイ上だが、運悪くディボット跡の中。そんなときはトラブルショットと考えて、慎重かつ大胆な作戦を立てて難局をクリアしよう。
GOLF TODAY本誌 No.627/48ページより

7番アイアンを持てばグリーンに乗せようと思わなくなる

この場合はピンの位置が手前のグリーンエッジから18ヤードあるので、グリーンの面は割合広く使えます。ただしボールがディボット跡で、ウェッジで上げようとすると大ダフリの危険性が高い。半分の25ヤードの位置はグリーンの手前。となればグリーンの手前にワンクッションさせる作戦がベストでしょう。

ピンまで50ヤードの場合、ピッチングウェッジでワンクッションさせると手前に止まってしまうイメージとなりますよね。構えてから「やっぱりグリーンに届かせようかな」と思って直接オンさせるとオーバーの可能性が高い。要するに気持ちの整理がつきにくく、ショートもオーバーもしやすいのです。その点、7番アイアンならグリーンに直接乗せると大オーバーですから絶対にグリーンに届かせないように打てて、ワンクッションの成功率がアップします。

アドレスのポイントはクラブを短く持ち、ボールの近くに立って構えること、振り幅は腰くらいの高さが目安となりますが、それを意識してもちょっと難しいですし、インパクトが緩みやすいのでロングパットの振り幅でしっかりヒットするのが一番です。

ディボット跡は危険がいっぱい!手前から転がすなら7番アイアン

ウェッジでボールを上げようとすると大ダフリになる確率が高い。SWやAWは避けよう。低い球でグリーン手前にワンクッションさせるならPWや9Iよりも7Iのほうが成功しやすい。

クラブを短く持ち、ボールの近くに立って構える

パット感覚でスイングしたいので、なるべくボールの近くに立とう。手首を固定しやすい利点も生かせる。

グリーン手前の花道から転がすイメージ

長いパットを思い切りよくコロがすつもりでロングス トロークしよう。

7Iでキャリー30ヤードくらいの低い球を打つ!

ロングパットのイメージで手首を固定してスイング。最初から低くコロがす意識を持てば正確にヒットしやすい。

レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。

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