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スタート前のパット練習は「距離感>方向性>ライン」の順に整える【中井学】

残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(1)

2024/09/20 ゴルフサプリ編集部

小さなターゲットに向かって打った方が方向性はよくなる

ロングパットやミドルパット、上り傾斜や下り傾斜で大体の距離感がつかめたら方向性を整えます。ワンピン以内くらいの距離から、決めた目標に向かって打つ練習をしますが、おすすめはティを刺し、それに向けて打つこと。練習グリーンではみんなカップをめがけて打ちますが、ティの方がターゲットとしてはるかにシビア。そこに当たるように打てれば方向性はバッチリですし、左右をかすめるくらいでもカップインします。

中井学
方向性を合わせるには、小さなターゲットを設け、それに向かって打つ。ティを刺して目標にすれば、混み合ったカップ周りに行かなくても効果的な練習ができる

ラインのチェックも忘れずに。距離感がつかめるとタッチが出ますから、自分のタッチで打ったときにどれくらい切れるかを見ておきます。やり方は、打ったらすぐさまボールの真後ろに動いてボールの転がり方を見ます。打ったままの体勢で見ると正確な曲がり幅がわからないので真後ろに移動するわけです。

中井学
打ったらすかさず転がっているボールの真後ろに回り込み、どれくらい切れるかを見る

もちろん、この傾斜もひとつの指標。グリーンの傾斜は様々ですから、練習グリーンの傾斜でどれくらい切れたかを覚えておき、それを基準にして、さらに大きく切れそうか、切れないかを予測します。こうやることでラウンドでもタッチを合わせることができます。

中井学

レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。

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