ダフり・トップが多い人は“リハーサル”が足りない!打つ前の“素振りで芝こすり”を試してみて!【勝又優美・アマチュアの悩み解決】
JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」Case.40
スコアが90台で落ち着き、80台が見えてきたくらいでもダフリ・トップというミスは出てしまうもの。でも!構える前に“ある”ことをしておくと、ダフリ・トップの確率がグーンと下がると勝又優美プロは言う。さてさて、そんな魔法のようなことがあるのだろうか? 詳しく解説してもらおう。
写真/圓岡紀夫
何度も芝をこすり、打つ前の素振りでもう一度芝をコスる
今回は特定のゴルファーさんではなく、不特定多数の生徒さんたちから相談を受けるラウンド中のお悩みがテーマです。
それはほかでもなく、ラウンド中に出るダフり、トップ。ゴルファーのレベルに関わらず出るダフりやトップへの対策は個々で異なりますが、それをわきまえている人は少数派。そこで誰もがラウンド中にできる対処法をお伝えします。
ショット打つ前に、次打について考えている人は多いと思います。もちろん考えないよりは考えた方がいいのですが、ゴルフはスポーツです。体のアクションを使う以上、自分がショットを打つ時にはスムーズかつ正確に動くための準備が必要です。
トーナメントではプロが次打を打つのを待つシーンがよく見られます。そんな時、キャディとおしゃべりする人もいれば、これから打っていくエリアを観察している人もいますが、ほとんどのプレーヤーはそうしながらもあることをやっています。
それはリハーサル。よく見るのは片手でクラブを持ち、クラブのソールで芝を繰り返しこする動作ですが、これは次のショットに向けて自分と地面の距離を測っているのです。もちろん次に使うクラブで行い、打つ直前にもう一度、素振りで芝をこすります。
アマチュアの方の場合、打つ直前に1、2回素振りをするだけの人が大半で、しかもそのほとんどが儀礼的。素振りでダフったり、芝をこすれなくても、そのままショットに臨んでしまいます。中にはクラブを持たずに待っている人もいるくらいです。
プロは暇さえあればクラブで芝をこすります。何気なくやっているように見えても、腕の伸ばし方やリリースのタイミングなど、ディテールをチェックしています。アマチュアの方はそこまでこだわらなくても大丈夫ですが、芝をこすることだけはやった方がいいので、打つまでの間に繰り返しやってみてください。ダフりやトップが影を潜めていくはずです。
勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。
スピンが入るほうがいいの!? 米ツアーのプロも使い出したショートウッドの選び方
ひと昔前までは、7Wや9Wなどのショートウッドは球が上がりやすいけれど、アスリートが打つと吹き上がってしまうイメージがあ...
良いスコアの必須条件。ティショットは距離を稼げなくても2打目が打てるところに!
あなたは本当に、良いスコアで回れるティショットを打っていますか? 石井良介が言う「良いスコアで回れるティショット」とは...
そんなの知らなかった!ヘッドタイプによって違うパットの距離感の出し方【中井学】
ブレード系はフォロー、マレット系はバックスイングで距離感を出す。これってなんのことかわかります? パットの距離感の出し...