ゴルフスイングQ&A|第8回「チーピンの意外な原因とは?」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第8回のテーマは「チーピンの意外な原因とは?」。ドライバーでのチーピンは左OBになりやすくリスク大。このミスに長年悩まされている人はバックスイングをチェックしてみよう。
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第8回 テーマ「チーピンの意外な原因とは?」
Q.「チーピン」のミスがどうしても直りません……。
A. バックスイングでクラブを右に放り投げる、という感覚を持てば真っすぐ打てる!
チーピンがどうしても直らないという人は、ダウンスイングではなく、バックスイングに原因があるかもしれません。バックスイングで「肩を回す」「左肩をアゴの下に入れる」といった意識を持ちすぎていませんか? この意識が強すぎるとクラブがインサイド(内側)に入りすぎて、フェースがオープンに。この開いたフェースを無理に戻そうとした結果、チーピンを招いてしまうわけです。
このミスを防ぐには、肩ではなく、クラブの動きを優先しましょう。「クラブを右(飛球線後方)に放り投げる」つもりで、バックスイングしてみてください。この感覚なら、クラブがプレーン上に真っすぐ上がり、フェースが開きません。こうやってスイングの始動を正しくすれば、全体の動きがよくなり、真っすぐ飛ばせるようになりますよ。
【チーピンの原因とは?】
インサイドに引いてフェースが開くから!
肩を「回す」「入れる」といった意識が強すぎて、肩主体のバックスイングになると、クラブがインサイドに入り、フェースが開いてしまう。この開いたフェースを無理に戻そうとするとチーピンが出る。
肩よりもクラブの動きを優先しよう。
いくら肩を深く回しても、クラブの動きが悪ければ真っすぐ飛ばない。チーピンに悩んでいる人は、クラブを正しく動かすことを優先しよう。
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.540 162、163ページより
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