ゴルフスイングQ&A|第4回「ヘッド中心のスイング作り」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第4回のテーマは「ヘッド中心のスイング作り」。アマチュアの大半は、スイング中にクラブがどこにあるのか、フェースがどこを向いているのかがわかっていない。これがスランプに陥る大きな原因だ。
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第4回 テーマ「ヘッド中心のスイング作り」
Q. スランプ脱出の方法ってあるの?
A. ヘッドを真っすぐ出そう! 体の動かし方よりも大切です!
スランプに陥ると、体の動かし方をチェックする人が多くいますが、大事なのは「クラブヘッドの動かし方」です。スイング中にクラブがどこにあるのか、フェースがどこを向いているのかがわからない人が多くいますが、まずそれを理解することが大切。体の動かし方が正しくても、フェースの向きが間違っていたら当たらないからです。
一番大事なのは、インパクトからフォローにかけてのクラブの動かし方です。体の左下方向に力をかける感じで、ヘッドを目標方向に真っすぐ出していきましょう。
ヘッドが左足の前を通過した時点でも、胸の正面にクラブが収まり、自分から見てフェースが真っすぐになっているのが正解。こうやって「ヘッド」中心にスイングすれば、ミート率がアップするだけでなく、スランプに陥ることも少なくなります。
【これがスランプの原因】
フェースの向きがわかっていない!
クラブを振り回してしまいフェースの向きを気にしない人は、ナイスショットとミスショットの差が激しく、スランプに陥りやすい。
目標方向にヘッドを真っすぐ出すのが正解
クラブが左足の前を通過するまでは、ヘッドを真っすぐ出すことが大切。ここから体の回転によってクラブはインサイドに入り、フェースが自然にローテーションしていく。
右手を目標に出すと当たらない
ヘッドではなく、右手を目標方向に真っすぐ出して右腕と飛球線を平行にすると、クラブがインサイドに入りすぎたり、フェースがかぶったりしてしまう。
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.536 184、185ページより
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