ゴルフスイングQ&A|第14回「スイングの良し悪しを知る」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第14回のテーマは「スイングの良し悪しを知る」。なかなかうまくならない人は、どこが悪いのかわからない人が多い。「右手1本素振り」なら一発でわかる!
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第14回 テーマ「スイングの良し悪しを知る」
Q. スイングのどこが悪いのか、まったくわかりません……。
A. 左手をたらした「右手1本素振り」で、スイングの良し悪しをしろう!
上半身を前傾させて、左手をたらしたら、右手1本でクラブを振ってみましょう。このときに「右手」が、たらした「左手」よりも上(外側)を通るのか、下(内側)を通るのかをチェックしてみてください。
実際のインパクトは、言うまでもなく左手よりも右手が上になりますよね。ということは、右手1本素振りでも、右手が上になるのが正解。この「手の通り道」と「クラブの振り抜き方」を理解することが上達には欠かせません。
アマチュアの中には、右手が左手の下を通る人もいますが、これはダウンスイングで右腕をネジり、カット(アウトサイド・イン)に振っているため。このタイプの人は、スイングが根本的に間違っているので修正が必要です。まずは、右手が上になる右手1本素振りを繰り返して、正しい動きをマスターしましょう。コレだけでOK!
右手が左手の上を通る、このカタチなら合格!
右手が左手の上を通るように振り抜く。カット打ちの人はかなりインサイド・アウトに感じるが、これが正しい動き。このドリルを繰り返して、手の通り道とクラブの振り抜き方を体で覚えることが大切だ。
右手が左手の下を通る、これは不合格!
右手が左手の下を通るのは、右腕をネジってカットに振っている証拠。実際のスイングでは、フェースが開けばスライスに、閉じればヒッカケになってしまう。
右手1本素振りのあとは、通常のグリップで振ってみよう。
右手が左手より上になり、両ヒジが伸びる。さらに、手首をコネずに、フォローで体の前に手とクラブが収まるのが理想的だ。
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.533 132、133ページより
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