ゴルフスイングQ&A|第1回「スイングの順番と手の通り道」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第1回のテーマは「スイングの順番と手の通り道」。スイングを難しく考えすぎていませんか? うまくなるには、よりシンプルに考えることが大切。ゴルフは「コレだけ」でいいんです!
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第1回 テーマ「スイングの順番と手の通り道」
Q. うまくならない最大の原因は何ですか?
A. スイングには動かす順番がある。それを守れば一気に上達します!
【バックスイングの順番】
【切り返し以降の順番】
一般的に体をネジると、可動域の限界で体がネジり戻されますが、ゴルフのスイングの場合、一番最後にネジった部位から切り返し始めるのが一般的。トップまでの動作の中で、一番最後に動いたところから切り返しが始まります。
このとき、バックスイングの最期に下半身が動くようにすれば、下半身から切り返せる。長年うまくならない人は、最後に手を使ってクラブを持ち上げるため、切り返しでも最初に手を使ってしまうので、手打ちのミスを招き、スイングが不安定になるのです。
手&ヘッド→体という順番でテークバックし、最後に体重が右足に移れば、切り返しでは体重が左足に移り始め、ダウンスイングが開始します。これだけでただしく体重移動ができ、安定した軌道でスイングできるのです。
手打ちになるのはバッグスイングの最後に手を使うから。
バックスイングの最後に手を使うと、切り返しの最初に手が動きやすくなり、手打ちのスイングになってしまう。振り下ろす順番がバラバラになるため、いくら練習してもスイングが安定しない。
【ここに注意】
スイングの流れを止めてはいけない。
「順番」とともに大事なのが「スイングの流れ」。バックスイングの最後に体重を右足に乗せ過ぎると、体の動きと流れが止まってしまい、下半身から切り返しができなくなるので注意しよう。
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.533 130、131ページより
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