ゴルフスイングQ&A|第6回「体の開きを止めよう」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第6回のテーマは「体の開きを止めよう」。長年やってもうまくならない人には、体が開くという傾向がある。あなたもこのタイプに当てはまるのか要チェックだ。
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第6回 テーマ「体の開きを止めよう」
Q. ボールがつかまらず、飛ばないのですが……。
A. ダウンスイングは左足を止めて! これが強いインパクトを生む秘訣です!
ボールがつかまらず、飛ばないのは「体の開き」が原因です。このタイプに当てはまる人は、切り返しで左足を踏み込んだら、その左足の動きを止めてボールを打ってみてください。
タメを作る、体重を左足に乗せる、体を左に回すといった意識は必要ありません。ダウンスイングは左足を止めて、フォローでは腕を伸ばしていくだけでOKです。
最初は手打ちに感じるかもしれませんが、左足を止めることによって、体が開きが抑えられ、ボールを強く、正確にとらえることができます。この「強いインパクト」の感覚をつかめば、もっと飛ぶようになりますよ。
【なぜ体が開くの?】
体を左に回そうとするから!
体が開いてしまうのは、ダウンスイングで「タメを作りながら体を左に回す」「体を左に回しながら体重を左に乗せる」といった動作を同時に行うから。体を左に大きく動かせば動かすほど、フェースが開いてしまう。結果、ボールがつかまらずにスライスのミスや、ボールの頭を叩いてトップのミスが出やすくなる。
腕はインパクト後に完全に伸び切る。
左足を止めて腕をしっかり伸ばせば、「ビハインド・ザ・ボール」の理想的な形が実現する。
体が開くと左足が止まらない。
左ヒザが流れたり、割れたり(開いたり)すると、フェースが開いてしまい、ボールがつかまらない。
左ヒザを正面に向けたまま振る。
左ヒザを正面に向けたまま踏ん張れば、インパクトでフェースがスクエアに戻りやすくなり、ボールを正確に、かつ強く叩けるようになる。
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.538 152、153ページより
【関連】ゴルフスイング新常識|スイング中クラブは引きながら使う