ゴルフスイングQ&A|第5回「アドレスでのよくあるカン違い」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第5回のテーマは「アドレスでのよくあるカン違い」。体とクラブの一体感を高めるには「ワキの締め」が必要不可欠だが、この締め方をカン違いしている人が多いので注意が必要だ。
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第5回 テーマ「アドレスでのよくあるカン違い」
Q. 「ワキを締める」ってどういうこと?
A. 両ヒジを体に向けたら、二の腕を胸の上に乗せよう!
長年ゴルフをやってもうまくならない人は、「ワキの締め」が「ヒジの締め」になっていないかをチェックしましょう。
ヒジを体の横側(ワキ腹付近)につけてしまうと、ワキとともにヒジが締まってバックスイングが窮屈に。スイング中にヒジが後方に引けるミスも招きやすく、体から腕とクラブが外れてしまうのです。
正しいワキの締め方は、両ヒジを体に向けて、二の腕を胸の上に乗せます。二の腕の内側と胸(大胸筋)が密着し、肩と両腕の間にきれいな三角形ができればOK。上記の手順のように、腕を上から下に下げて、ワキが正しく締まる感覚を体感してください。
アドレス時の腕の位置は胸より前!
ヒジを含めた腕の位置は、胸よりも前になるのが正解。鏡などで自分のフォームをチェックしてみよう。
うまくならない構え方はこれ!
ワキの締めをカン違いしている人は、二の腕とヒジの位置が胸より後ろになっている。
ヒジの位置が悪いとミート率が低下する。
バックスイングが窮屈になってクラブがスムーズに上がらなくなったり、体から腕とクラブが外れたりするのは、アドレス時のヒジの向き・位置が悪く、ワキが正しく締まっていない証拠だ。
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.537 186、187ページより
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