ゴルフスイングQ&A|第7回「振り遅れの原因と対策」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第7回のテーマは「振り遅れの原因と対策」。シャフトが長いドライバーはどうしても振り遅れのミスが出やすい。これを防ぐには、リストターンの正しい感覚をつかむことがポイントだ。
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第7回 テーマ「振り遅れの原因と対策」
Q. 「振り遅れスライス」はどうすれば直るの?
A. ヘッドが手元を追い越す感覚が重要。体の正面で両手を離して振ってみよう!
長年、「振り遅れスライス」のミスに悩んでいる人は、次の方法をトライしてください。まず真っすぐ立ち、体の正面でクラブを垂直にセット。両手を離した、いわゆる「スプリットハンド」のグリップにしてバックスイングをします。そして、体の前でクラブが左右入れ替わるように振ってみてください。
右手がインパクトで左手に追いつき、フォローで追い越すように振るのがコツ。両手を離して握ることで、それぞれの手の役割と動きが明確になり、正しいリストターンが体感できます。このグリップのままシャドースイングをして、「ヘッドが手元を追い越す」感覚をつかめば、振り遅れずに、ボールを正しくヒットできますよ。
【振り遅れの原因は?】
右手が左手を追い越さないから!
振り遅れの原因はさまざまだが、インパクト前後で、左手が先行し続けて、右手が左手を追い越さない人が多い。こうなると振り遅れた状態でインパクトを迎えるため、スライスやプッシュアウトのミスが頻発する。
ヘッドが手元を追い越すように振る。
体の正面で右手が左手を追い越す感覚をつかんだら、次に両手を離して握ったままシャドースイングをしてみよう。ヘッドが手元を追い越すように振れば、正しいスイングになる。
本番では手元が浮き上がらないように注意!
手元(左手)が浮き上がると、右手が左手を追い越す動きが困難に。クラブが寝ることで振り遅れてスライスしてしまう。
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.539 168、169ページより
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