ゴルフスイングQ&A|第15回「シンプルなクラブの振り方」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第15回のテーマは「シンプルなクラブの振り方」。なかなかうまくならない人は、手首を返す動きを意識しすぎ! 体の前で左右を入れ替えるだけでOK!
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第15回 テーマ「シンプルなクラブの振り方」
Q.「クラブを振る」ってどういうこと?
A.クラブを体の前で左右に入れ替えるだけ!
直立してヘッドを頭の高さに持ち上げたら、肩と腕の三角形をキープしたまま胸を右に向け、次に左に向けます。体の中心(背骨)から見ると、体と手の関係性が変わらずに、クラブのポジションが左右に入れ替わっているだけですよね。手首は使っていません。この動きに下半身の動きを加えるのがシンプルなクラブの振り方。
手首を意図的に返してヘッドを走らせるのは、タイミング次第で曲がってしまいます。長年やってもうまくならない人は、このようなシンプルな方法で、再現性の高いスイングを追求したほうがいい結果が出るはずです。
手首を返すのはダメ!
「クラブを振る」=「手首を返してヘッドを走らせること」だと思っている人は、いつまでたってもショットが安定しない。方向性を高めるには発想の転換が必要だ。
フォローまで三角形を保てば方向性アップ!
肩と腕の三角形を保って振り抜くことが重要。フォロー以降、クラブの遠心力によって手首が自然に返っていくのが理想的。意図的に返してはいけない。
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.535 198ページより
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