ゴルフスイングQ&A|第12回「上達のカギは切り返しにあり!」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第12回のテーマは「上達のカギは切り返しにあり!」。上達しない人の多くは、トップからの切り返しに問題がある。正しい切り返しをマスターして手打ちのミスと決別しよう!
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第12回 テーマ「上達のカギは切り返しにあり!」
Q. 切り返しをうまく行なうには?
A. 足の裏で地面を押すように左足をグッと踏んでみよう!
うまくなる人とならない人も違いの一つに、トップからの「切り返し」があります。前者は下半身主導によって、スイングの再現性とパワーが向上するのに対し、後者は上半身(特に手)を先に動かすため、手打ちのミスになって、再現性もパワーも低下してしまうわけです。
下半身主導で切り返すには、「左足」の動きが最重要ポイント。トップの形を作ったら、足の裏で地面を押すように、左足をグッと踏んでみましょう。感覚がつかめない人は、左足の下に厚めのタオルを置いて分でみてください。
切り返しでやるのはコレだけ。左足に体重移動をしようとしたり、腰を切ったりする必要はありません、この踏む力を強くすれば、体重が左足内側に移り、クラブは自然に体の正面に戻ってくるのです。
左足を踏まないと、手打ちのスイングに。
切り返しで左足を踏めない人は、手を使ってクラブを振り下ろさないと打てない。その結果、手打ちのスイングになり、体が早く開いたり、上体が突っ込んだりしてしまう。
厚めのタオルを踏んで体感しよう!
左足でを踏み込む感覚を体感するには、厚めのタオルを左足の下に置いて、切り返しで踏んでみるのがおすすめ。左足の裏全体で地面を踏むことによって、左ヒザが伸び上がり、地面からの反力を利用して飛ばすことができる。
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.546 144、145ページより
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