ゴルフスイングQ&A|第3回「発想の転換で上達の道を探そう」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第3回のテーマは「発想の転換で上達の道を探そう」。長年ゴルフをやってもうまくならない人は、凝り固まったアタマをほぐして、発想の転換を図ってほしい。その一つがボールに対するイマジネーションだ。
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第3回 テーマ「発想の転換で上達の道を探そう」
Q. 大曲がりを防ぐ方法ってあるの?
A. ボールは「地面の上」ではなく、空中にぶら下がっている という発想の転換が大切です!
ゴルフが難しいのは、ボールが地面の上、あるいは低い位置にあるので、上から打ち込んだりすくい上げたりして、余計な腕の動きが加わってしまうから。インパクトゾーンでのフェースの向きが大きく変わってしまうため、ミスヒッとになってしまうのです。
そこで発想の転換! 「ボールが空中にぶら下がっている」というイメージを持ってみてください。上からぶら下がっているボールを打つときは、腕や手首をネジッたりしないで、クラブ(フェース面)を真っすぐ動かすはず。ドライバーもアイアンも、ボールの高さに関係なく、このイメージで打てばフェース向きが安定し、曲がり幅が少なくなるでしょう。
【大曲がりの原因1】
打ち込みすぎでフェースがかぶる。
上から打ち込みすぎると、フェースがかぶって当たりヒッカケやチーピンに。
【大曲がりの原因2】
すくい上げてフェースが開く。
ボールをすくい上げようとすると、フェースが開いて右方向へのミスが多く出る。
水平振りに上体の前傾を加えたのがゴルフスイング。
地面にあるボールを打つときは、上体の前傾角度を深くするだけで、ベースとなる動きは同じ、クラブを振る高さが変わるだけだ。
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.535 196、197ページより
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