ゴルフスイングQ&A|第18回「オーバースイングを修正」
長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたへ!
ティーチングプロの三浦氏が、長年ゴルフをやっててもうまくならないあなたのために、即効&簡単な解決法をレクチャー。第18回のテーマは「オーバースイングを修正」。オーバースイングになると振り遅れを招き、さまざまなミスを誘発してしまう。スプリットハンドグリップで正しいトップの形をマスターしよう!
●第 1 回:スイングの順番と手の通り道
●第 2 回:迷路にハマらないスイングの考え方
●第 3 回:発想の転換で上達の道を探そう
●第 4 回:ヘッド中心のスイング作り
●第 5 回:アドレスでのよくあるカン違い
●第 6 回:体の開きを止めよう
●第 7 回:振り遅れの原因と対策
●第 8 回:チーピンの意外な原因とは?
●第 9 回:正しい頭の残し方
●第10回:飛ばしのカン違い
●第11回:ドライバーの苦手克服術
●第12回:上達のカギは切り返しにあり!
●第13回:一番大事なのはインパクト!
●第14回:スイングの良し悪しを知る
●第15回:シンプルなクラブの振り方
●第16回:迷わないクラブの上げ方
●第17回:腕とクラブの理想の角度
●第18回:オーバースイングを修正
●第19回:厄介なチーピンを直す
●第20回:頭はどこまで残すのか?
第18回 テーマ「オーバースイングを修正」
Q.「オーバースイングで振り遅れ」を直すには?
A.スプリットハンドで左手より右手が上になる感覚をつかもう!
オーバースイングでも自分なりにタイミングを取ることができ、しっかりインパクトできるなら問題ありません。が、オーバースイングによって腕が体から外れて、インパクトでクラブが体の正面に戻ってこない「振り遅れ」状態になってしまう人は修正の必要があります。
こういう人は右手と左手を離して握る「スプリットハンド」で、トップの形を作ってみてください。このグリップなら必然的に右手が左手よりも高い位置に収まり、オーバ―スイングになることがないので、正しいトップの形を体感することができます。
このときの「右手が左手よりも上」という感覚をトップからインパクト、そしてフォローまで持ち続けることによって、振り遅れのミスを解消できるはずです。
左手が右手より高い位置にきてはダメ!
左手が右手より上になると、ダウンスイングでクラブが寝てしまい、振り遅れのミスが出やすくなるので注意しよう。
「右手が上」の感覚を保てば振り遅れない。
前傾をキープしたままスプリットハンドで振れば、トップだけでなく、ダウンスイングもフォローも「右手が左手よりも上」という正しい感覚がつかめる。振り遅れの解消には、このシャドースイングがおすすめ!
ティーチングプロ
三浦辰施
1975年生まれ。「ゴルフでやせる」方法を独自に編み出し、2年で約60キロのダイエットに成功した異色のプロ。上達と健康を両立させたレッスンが注目を集めている。
取材協力/井山ゴルフ練習場
GOLF TODAY本誌 No.539 170ページより
【関連】ゴルフスイング新常識|スイング中クラブは引きながら使う