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ポルシェ マカンS|鋭いプレー感覚を研ぎ澄ますクルマ

最上級に乗る|極致のクオリティを求めたクルマの味わい vol.5

2020/05/01 ゴルフサプリ編集部

ゴルフ場に乗っていくなら、こんな車がいい。そう思わせてくれる最高のクオリティを備えた“最上級のクルマ”たちをご紹介します。

乗り心地と集中力を研ぎ澄ます走りポルシェらしいSUV

ポルシェでゴルフ。なんとも魅惑的な響きだが、実現への障壁は金銭的なものばかりではない。

スポーツ系モデルでは、キャディバッグなど荷物の積み降ろしで制約がある。5m級のカイエンやパナメーラでは、取り回しに不安を感じることもあるだろう。

そこで注目されるのがマカンだ。2013年デビューのミドル級SUVで、適度な全長と車高が扱いやすい。すぐれた使い勝手と比較的低い価格で、ポルシェを所有することへの敷居を下げた。

乗り心地は実に快適。視点は高いが、挙動は良質なスポーツセダンのようにフラットだ。急なハンドル操作にも、背の高いクルマにありがちな大きいロールを発生させず、水平移動のように進路を変え、すぐに直進へ復帰する。

とはいえ、さすがにポルシェ。入力への反応はリニアで、大雑把な操作を許さない緊張感がある。しかしそれは疲れを呼ぶのではなく、プレー前に頭と体を適度に覚醒させる。帰り道は運転への集中力を保ち、今日のラウンドのタラレバを頭から追い出して、安全運転に導いてくれるはずだ。

なお、マカンとはインドネシア語で虎のこと。タイガーのような強さを志す、ストイックなゴルファーにはうってつけの一台だ。

試乗車はオプション(29万7408円)のスポーツシートプラスを装備。たっぷりしたサイズと18ウェイ調整機能で、さまざまな体型にフィットする。着座位置は、思いのほか高くは感じられない。
ステアリングホイールは、SUVとしては小さくスポーティなルックス。10.9インチのタッチ式ディスプレイは、マップなどのグラフィックが鮮明で読み取りやすい。アルミ仕様のパネルは7万7408円。
荷室容量は500〜1503ℓで、フロアの下にも収納スペースを用意。リヤシートは60:40分割可倒式。ちなみに後部座席は、175㎝の身長でも十分な頭上と足元の空間が確保されている。
  • シフトセレクター周辺には、サスペンションなどの切り替えスイッチが数多く並ぶ。配置に慣れれば、ディスプレイを介するより素早く、走行中でもブラインドタッチで正確に操作できる。

  • 18万9445円のスポーツクロノパッケージを選択すると、ストップウォッチやステアリングホイール据え付けのモードスイッチ、発進加速を向上させるローンチコントロールが装備される。

ポルシェ マカンS【スペック】

■ボディサイズ(㎜):全長4695×全幅1925×全高1625
■ホイールベース(㎜):2805
■車両重量(kg)1940
■エンジン:V型6気筒 DOHC ツインターボ
■総排気量(cc):2995
■最高出力:260kw(354ps)/5400-6400rpm
■最大トルク:480Nm(61.2kgm)/1360-4800rpm
■駆動方式:4WD
■トランスミッション:電子制御式7速DCT
■車両本体価格:874万9074円・税込み

文/高橋 アキラ
撮影協力/武蔵丘ゴルフコース

GOLF TODAY本誌 No.575 110〜111ページより


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