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アロファロメオ ステルヴィオ 2.2 TURBO DIESEL Q4 SPORT PACKAGAE |ギンギラギンにさりげなく

最上級に乗る|極致のクオリティを求めたクルマの味わい vol.7

2020/09/06 ゴルフサプリ編集部

ゴルフ場に乗っていくなら、こんな車がいい。そう思わせてくれる最高のクオリティを備えた“最上級のクルマ”たちをご紹介します。

GOLF TODAY本誌 No.579/110〜111ページより

華麗で俊敏かつ低燃費 容姿と実力の両立は 入念な準備のたまもの

アルファロメオ。戦前から舗装路向けレースカーやスポーツカーで名声を築き、フェラーリ誕生の土壌にもなったイタリアの至宝にとって、オフロード由来のSUVは長らく縁遠い存在だった。

それは、かつてのナイキとゴルフの関係を思わせる。90年代後半、ストリートファッションで人気のアメリカンブランドが、英国上流階級が育んだ紳士のスポーツで存在感を高めたのは衝撃的だった。

しかし、アルファはSUV計画を10年以上温め続けて、ナイキはタイガー・ウッズの10年以上前にセベ・バレステロスへシューズを提供していた。唐突に見えても、成功の裏には確かな蓄積がある。

アルプスの峠の名を持つSUV、ステルヴィオは2016年に発表。24年ぶりの後輪駆動セダン、ジュリアとメカニズムを共有し、前輪へ0〜50%の駆動力を配分する4WDを搭載する。レスポンスよく、高速道路や登り道でも余裕で加速するディーゼルはクラス最軽量級で、俊敏なハンドリングにも貢献。アルファとディーゼルの取り合わせも意外なようだが、実は他社に先駆け先進技術を導入した実績を持っているのだ。

赤と黒をまとうステルヴィオは、ファッションもプレーも妥協しないゴルファーにふさわしい。

奥行きのあるラゲッジルーム。容量は525ℓだが、キャディバッグを横積みするには幅が不足気味。後席を倒せば最大1600ℓと余裕のキャパシティが生まれる。運転席からも操作できるパワーテールゲートは標準装備。
黒とシルバーでシックに仕立てられたインテリア。大ぶりなシフトパドルをはじめ、操作系は扱いやすい。2分割されたメーターバイザーが車両感覚把握の目安になるのは、デザインの意外な副産物だ。

右側のダイヤルは、DNAドライブモード切り替えスイッチ。D(ダイナミック)ではステアリングとスロットルの反応がシャープに、A(オールウェザー)ではゆったりした走りになる。N(ノーマル)はバランス重視だ。

エンブレムは、創業したミラノと、かつてそこを統治したヴィスコンティ家の紋章を図案化。盾型グリルとともに、アルファ伝統のシンボルだ。車名は、アルプスのイタリア側にある走りの名所、ステルヴィオ峠に由来する。

ALFA ROMEO STELVIO 2.2 TURBO DIESEL Q4 SPORT PACKAGE【スペック】

■ボディサイズ(mm):全長4690×全幅1905×全高1680
■ホイールベース(mm):2820
■車両重量(kg)1820
■エンジン:直列4気筒 DOHCターボディーゼル
■総排気量(cc):2142
■最高出力:154kw(210ps)/3500rpm
■最大トルク:470Nm(47.9kgm)/1750rpm
■駆動方式:4WD
■トランスミッション:電子制御式8速AT
■車両本体価格:666.0万円・税込み

文/高橋 アキラ
撮影協力/鶴舞カントリー倶楽部


<最上級に乗る>シリーズ

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【最上級に乗る】シリーズ一覧
vol.01:JAGUAR F-PACE SVR
vol.02:BMW M850i xDrive Gran Coupe
vol.03:Bアウディ A8 55 TFSI クワトロ
vol.04:メルセデス・ベンツ G 350 d|最新ディーゼルは快適性もバツグン
vol.05:ポルシェ マカンS|鋭いプレー感覚を研ぎ澄ますクルマ
vol.06:レクサス LS500 F スポーツ|ブレないリズムは明鏡止水の境地
vol.07:アロファロメオ STELVIO 2.2 TURBO DISEL Q4 SPORT PAKAGE|ギンギラギンにさりげなく
vol.08:
SPECIFICATIONS DS 7 CROSSBACK GRAND CHIC|自分の世界がある
vol.09:SPECIFICATIONS DS 7 CROSSBACK GRAND CHIC|アートに目覚めた優等生