ドラコン獲得目指してスイング改造を試した「金無いのにゴルフやってるオヤジ」
金無いのにゴルフやってるオヤジのはなし 第14話
これまで書いてきたように、ゴルフに復帰して、すでに40代後半のオヤジになっていたものの飛距離を伸ばすために、筋トレやドライバーの買い替えを実施してきましたが、なかなか成果に結びつきません。
そこで、最後の手段として、飛ばしのレッスンを受けることにしたのです。今回は、そのことを書きたいと思います。
ドラコン用ショップの無料レッスンに参加する
自称・競技ゴルファーである「金無いのにゴルフやってるオヤジ」は、これまでの飛距離不足を克服すべく、金無いながらもトレーニングやドライバーの買い替えを敢行したという話を前回までに書きました。
ですが、すべてがうまくいかず、藁にも縋る思いで“ドラコン用のドライバー”を手掛けるゴルフ用品店の無料レッスンを予約したのです。
そして当日、前回書いた中古で購入したZ525を持って、そのゴルフ用品店に向かいました。店に到着して予約した者だと伝えると、若いインストラクターが出てきました。そのインストラクターは、自らもドラコンの大会に参加しているとのことでしたが、背が高いわけでもなく、ムキムキでもなく、普通の体形をしていました。
そして、試打室にヘッドスピード計測器を置いて、レッスンが始まったのです。
「いつも、どれくらい飛ばされますか?」と聞かれたので、正直に「210ヤードくらいです」と答えました。
「それでは、いつものように打ってみてください」と言われたものの、「ちょっとストレッチしていいですか?」と断って、ストレッチの後、数回素振りもして入念に準備しました。
そして「それでは行きます」と、目いっぱいの力で強振したのです。
いよいよ“飛ばし”の極意を教わる
渾身の一振りも、ヘッドスピードの記録は40m/sにも届かない数字で、インストラクターはそれを見て、
「(たしかに210ヤードくらい)でしょうね」の一言。
それから、2球ほど打つと、インストラクターから「左ひざ、最後まで曲げっぱなしですよね」の声が。
「アドレスでのひざの角度を、最後までキープするようにしています。」と答えると、「フィニッシュで左ひざが完全に伸びるように打ってみてもらえますか?」とのことで、意図するところは分かりませんでしたが、そのように打ってみました。しかし、ヘッドスピードは変わらず。
そこで、「インパクトで両かかとが上がるくらい、ジャンプして打ってください」との指導が…
つまり、米ツアーのジャスティン・トーマスのような、両かかとが上がったインパクトをしろと言うのです。
いい歳したオヤジには、そんなスイングは無理と思いつつ、そのように努力しますが、ヘッドスピードは上がりません。すると、さらなる指導が入ります。
「いいですか。テークバックで、ひざを沈めてタメを作ってください。それをインパクトで一気に解放してみてください」テークバックでひざを沈めたらダフる確率があがりませんか?という疑問を持ちつつ、言われたようにスイングすると、最初のヘッドスピードから3m/s近く速くなりました。
その後、3球くらい打ちましたが、ヘッドスピードは3m/s近く速いままをキープしていました。それに対して、「まだ、おっかなびっくり振っています。でも、慣れて来れば、まだまだヘッドスピードは上がると思います。250ヤードくらい飛ばせると思いますよ」との嬉しい評価をいただいたのです。
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ドラコン用のドライバーも打ってみる
そして、「少し別のドライバーも打ってみますか」と、試打室に置いてあるドライバーの中から一本を選んできて渡してくれました。「これならちょうど良いかもしれません。Xシャフトですけど」とのこと。
Xシャフトってどれだけ重いんだよと思いましたが、構えてワッグルしてみると、めちゃくちゃ軽い。
このXシャフトドライバーで、ヘッドスピードはさらに3m/sくらい上がりました。最初のヘッドスピードから6m/sくらい上がったことになります。
「こんなに軽かったら、ヘッドが軽い分、返って飛ばないんじゃないんですか?」と聞くと、
「確かに軽すぎてはダメですが、170グラムまでなら減らして大丈夫です。ヘッドだけでなく、このシャフトもXですが、かなり軽量化されています」とのこと。
ー「これ、いくらですか?」
ー「7万円です。」
ー「そんな金無いっす」
ドライバー購入は無理ですが、私はたいへん良いことを教えてくれた、そのインストラクターに恩義を感じ、
また、義理を果たすべく、その店で多少のゴルフ用品を買い、自宅に帰ったのでした。
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会社の部内コンペでドラコン獲得を目指し、新スイングを練習する
その後、慣れて来れば到達するであろう250ヤード目指して、オートティーアップのある練習場に行き、ティーを目いっぱい高くして、教えられた打ち方でドライバーを練習し続けました。
テークバックでひざを沈めるので、やはり、ダフリが怖くて、ティーアップを相当高くしないと、怖くて振れません。
しかし、この新スイング、ティーアップしたボールなら打てますが、地面にあるボールをアイアンで打てるのかという問題もあります。さすがに、ひざを沈めて、ジャンプしながら、地面に置いてあるボールを打つことは出来ません。
そのため、ドライバーのスイングと通常のスイングの二刀流が必要となりました。
そうこうしているうちに、会社の部内コンペの案内が来ました。部内のコンペなので、参加人数は5、6組に収まるくらいの小さいコンペです。これまで、この小さいコンペでニアピンは取ったことがあるものの、ドラコンは取ったことがありませんでした。
このコンペでは、これまで、ドラコンを取る人の飛距離がだいたい230ヤード台。よって、240ヤード飛ばせば、取れる確率は高い、さらに250ヤード飛ばせば勝ち確定です。
そこで、今回のコンペでは、新スイングで初のドラコン賞獲得を狙うことにしたのです。
いよいよ勝負のコンペ当日。はたしてドラコンは取れたのか
コンペ当日、新スイングのドライバーショットを調整するため、早めにコースに到着して練習場に行きました。
しかし、ドライバーのティーが固定されていて高さが足りず、残念ながら新しい“跳ねるスイング”の練習ができませんでした。
仕方ないので、午前中の前半のドラコンホールは6番ホールなので、それまでのショートホールを除く4ホールのティーショットで、スコアのことは忘れて、ドライバーショットを調整することにしました。
スタートホールはトップしてゴロ。その後も、ボールがつかまらず右に大スライスなどのミスショットもあり、ナイスショットが出ないまま、ついにドラコンホールの6番ホールに来てしまいました。
私の打順が回ってきて、ティーイングエリアに立ちます。すでに前の組のドラコンの旗がフェアウェイに立っているのが見えます。ロングティーで高いティーアップをし、250ヤード飛ばすイメージで、テークバックをしながらひざを沈めていきました。そして、いざ!とダウンスイングに入り、ジャンプしながら、いよいよインパクトと思ったときです。
ボールの20センチくらい手前を派手にダフリ、ダフリで軌道が変わったヘッドがボールをかすめました。
ボールは左斜めにコロコロと力なく転がり、5ヤードくらいのぼうぼうに伸びたラフに止まりました。
同じ組の同僚たちも失笑を禁じえないといった様相でした。そりゃ、そうですよね。いい歳したオヤジが、ドラコンホールで明らかに力入って、派手にダフって飛距離5ヤードですから、笑うのも無理ないです。
ティーイングエリアのすぐ前のラフは、ここから打つ人がいることが想定されていないのか、ぼうぼうのラフで、長いクラブが使えず、仕方なしに8番アイアンで出し、そのホールは大叩きになりました。
そして、もう2度とこんな打ち方するかと、その後はいつものスイングに戻してしまいました。
やはり、練習量の少ない素人が、ドライバーとアイアンのショットを分けるのは難しいです。
結局、飛距離を一気に伸ばすのは無理。トレーニングして、薄紙を重ねるように徐々に伸ばすしかないという結論になりました。そのため、現在も、夜な夜な誰もいなくなった公園に出没して、地味にトレーニングをしています。
金無いのにゴルフやってるオヤジ(ペンネーム)
東京都在住の50代のおっさんです。25歳からゴルフを始め、現在はスコア100前後のアベレージゴルファーです。金は無いですが、70台でラウンドできる上級者になるべく、ゴルフを頑張っています。「金無いのにゴルフやってるオヤジの日記」というブログもやっています。こちらもご興味があれば覗いてみてください。
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