太極拳のように動けますか?
宮里藍選手が、現役の時にビジョン54というゴルフメソッドを取り入れていたのは結構有名ですね。ビジョン54はPAR72のコースで全ホールバーディーだと54で回れるという究極のゴルフを目指すことを表したものです。
それは各自の中に目標があって、それに向かっていければいいので自分にとってはビジョン72で十分ですし、100切りしたい人にはビジョン100がある方が良いですね。
この話は哲学的でもあって、ちょっと理解するのには時間がかかるので、今回はさわりのところというか、一番印象的な練習方法だけ参考にお伝えしたいと思います。
それは「スローモーションスイング」です。
スローモーションでのスイングというと、スマホのスローモーション機能を使うと1/4とか1/8程度の撮影が一般的です。1/4で撮影すると、テイクバックからフォローまでスイング全体で20秒前後になるのが普通のスイングですね。
元は5秒程度でスイングをしているんです。思ったより長いな~と思ったりもします。人それぞれ、長短あるとして、わかりやすく5秒を基準としましょう。宮里藍選手は、超スローモーションでのスイングを練習に取り入れていました。
なんと、一番遅いスピードだと1スイングに2分30秒かけてスイングする超スローモーションです!1スイング2分半って凄まじい遅さ。150秒だから、5秒に対しては1/30です。ここまでいくと、玉に当たっても“打って”いません。触るだけみたいな感覚でしょうね。
ドライバーで5cm飛ぶ?らしいですが…。
飛ぶって表現が当てはまらないスイングスピードです。これ、飛ばさないんだから楽じゃん?!と思ったら大間違いです!
これは、めちゃくちゃキツイです。今、記事を書きながら渾身のゆっくりスイングをしてみましたが、1分半で振り切っちゃいました。2分半は大分キツイ…。私なんぞでは、まだまだ修行が足りません。早く振ろうとするのは誰でも出来ますが、遅く振るのは全く逆でこれは誰にでもできるものではありませんね。
出来ればみなさん、スマホで1分のタイマーをセットして、1分で1スイングの練習をしてみてください。これでも想像以上にキツイですよ。
コマ送りとスローモーションは全く違う
レッスンの際に「超ゆっくり振ってみてください」とお伝えしても、大概の方は「まぁ、ちょっとゆっくり振ったね」って程度のスイングをされます。それは当たり前です。“超ゆっくり”のイメージは人それぞれです。
頭の中に、雑誌の誌面にある連続写真をイメージした人は、コマ送りのように、スイングを1コマ1コマ止めながら「チッ、チッ、チッ、チッ…」とスイングをしますね。スマホで撮ったスローモーションスイングをイメージした方は大体1/4のスイングですから20秒くらいかけてスイングをするでしょう。
また、超ゆっくり振っても結局インパクトのあたりでは球を飛ばそうとして、スイングが早くなる方がほとんど。無意識に球は飛ばすものと思っているから、テイクバックはゆっくりしてもダウンスイングになると飛ばしにかかってしまうものですね。
最初から2分半で1スイングをイメージする人は居ません。1分で1スイングをイメージする人も居ません。実際に計ってみた動画を準備しましたので、ご覧になってみてください。
スローモーションスイングでわかること
これを実際にやってみるとこんなことがわかります。
・どの部分の筋肉を使っているか
・いかに手打ちになっているか
・身体を捻るという意味
・手では無くて足で打つもの
・フォローで胸が飛球線方向に向くって大変
そのほか、皆さん色んなことを感じられると思います。スイングの形を作るトレーニングなのですが、これは結構筋トレにもなりますし、それより何より心のトレーニングになります。
なんせゴルフは球が飛ぶのが美しいし、誰でも大谷翔平のホームランより球を遠くに飛ばせるのが楽しいのに、飛ばさないことに集中するんだから、究極のドMともいえるスイング練習です。
やってみれば、私がおススメする意味が分かります。わからなかった人は、私のスタジオに来てください!一緒にプルプルしながら1スイング2分半目指してスイング練習しましょう(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました!
文・名取 確
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逆上がりできないティーチングプロ(ペンネーム)
世田谷区在住。世田谷区喜多見で<ゴルフのある人生を共に歩もう>をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。




