パッティングのラインを“直線で読む”ようにしたら入るように!

一昨年のプロテストに合格し、2022年は初シードを狙った上野菜々子だが、実はパッティングに不安を抱えていた。そこで、パッティングの上手い青木瀬令奈にラインの読み方やタッチの合わせ方を教わってみると、タッチが合うようになってきたという。

上野 菜々子「以前はボールからカップまでのラインをイメージしたら、あとは上りなら強め、下りなら弱めに打っていました。漠然とした読みとタッチのため、カップインの確率はあまり高くなかったです」。

青木から教わったのは、カップまでの距離にタッチを合わせるのではなく、ボールが曲がり始めるポイントまでを直線と考え、そこまでの距離感でボールを打つことだった。

(2)カップまでのラインをイメージするのではなく、ボールがどこから曲がるのかを見極め、その地点とボールを結んだ直線をイメージする。

(5)カップまでの距離感ではなく、ボールが曲がり始めるところまでの距離感をイメージしながら素振りを数回行い、アドレスに入る。

(7)(8)アドレスに入ったら、カップよりもボールが曲がり始めるポイントに集中。そこからボールが曲がることを信じて打つことが大切。

(10)距離感が合ってくると、自分の読んだラインが正しかったかどうかを確認できるので、たとえカップインしなくても次のパットにつながる。

ポイント

ボールが曲がり始めるところまでの距離感で打てば、ボールが傾斜なりにコロがるため、カップを大きくショートしたりオーバーしなくなる。

例えば下りのフックラインでカップ2つ分曲がるラインなら、カップ2つ分右の地点とボールを直線で結び、ボールが曲がり始めるまでの距離感で打つ。

同じラインで上りなら、その直線上でカップよりも先の地点までの距離感で打つというわけだ。

上野 菜々子「曲がるラインでも常に直線をイメージしてストロークするため、タッチを合わせやすいと思います」と上野。

頭の中がシンプルになる分、ストロークに集中することができ、ミスヒットもなくなる。自分が読んだラインが合っているかどうかも確認できるので、次のパットにもつながるというわけだ。

大東建託・いい部屋ネットレディスから試したところ、初日に67をマーク。3位タイの好発進につなげた。

曲がるラインではなく曲がり始める「点」を狙うことで不安解消!

ラインを直線的に読むようになってから、たとえカップインしなくても大きく外すことがなく、セカンドパットをラクに打てるようになった。

上野 菜々子「タッチが合わないと、自分が読んだラインが合っているのかどうかも分からず、不安な気持ちを抱えたまま打つことになります。当然、ストロークが安定せず、パニックに陥ることもありました」

不安な気持ちがなくなっただけでも、パッティングに好影響を及ぼしたことは間違いない。


進化する技術 私流トーナメントにおけるプロのコメントからテクニックを深掘り!

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