PINGの技術力の結晶に、新たに仲間が!PLD ミルド パター『ANSER D』と『OSLO 4』は二刀流のパッティングが楽しめる!
ピンゴルフが追加発売した『PLD ミルド パター』をロマン派ゴルフ作家が検証する!
次に『PLD ミルド OSLO 4 パター』を打った
半円形のマレットだが、ボールにセットするとヘッドの大きさがちょうど良く、かなりシャープな印象になる。この部分のバランスは、流石プロ仕様だと感動できるレベルで素晴らしい。
●打音:音量はちょうどいい大きさで、音質は澄み切っていない微妙な歪みが入った高音。好き嫌いの範疇であるが、個人的にこの打音は快感だった。
●打ち応え:しっかりと重さがあり、かなり敏感なフィードバックもある。
ヘッドは、ブレードのようにストローク中に微調整ができる扱いやすさがあり、感覚とマッチして結果も伴ったときには使い熟した達成感が得られる。むずかしいと感じるゴルファーもいると思うけれど、マニュアル操作でなければできないパッティングができるパターに仕上がっている。
『PLD ミルド OSLO 4 パター』も球足が長い転がるパターで、タッチの感覚は昔のパターのようで気持ちが良かった。敏感だけ、しっかりと転がる、自分の手の延長のように使えるパターが欲しいゴルファーにオススメだ。
また、ショートネックのパターが好きなゴルファーにも『PLD ミルド OSLO 4 パター』はオススメである。ショートネックの利点を生かすためのパターになっているからだ。
2モデルを比較して感じたこと
『PLD ミルド ANSWER D パター』と『PLD ミルド OSLO 4 パター』で共通して感じたのは、二刀流的な使用法を考慮している、ということだった。
特にショートパットで考えるとわかりやすいが、ジャストタッチでカップひとつ分曲げて入れる、カップの内側を狙って強めにラインを消して入れる、という使い方ができる。それらが、パターの機能としてやりやすくなっているのだ。オートマチック感が強いパターの場合、こういう敏感な使い方は苦手なので対極と考えるといい。
個人的にはどちらかを選ぶのなら『PLD ミルド OSLO 4 パター』のほうだと思った。自分が持っているテクニックを使ってパターを機能させるのは、プロ仕様以外ではあり得ない時代になっているので、そういう1本として意味があると思うからだ。
追加バージョンだけではなく、『PLD ミルド パター』は合計で7機種になった。ピンゴルフの底力というか、技術力の結晶を強く感じるパターに7種のラインアップがあるというのは、理想を越えて非現実な感じがする。
パターは個別の用具で、自分に合うものは自分にしかわからない。まずは、このラッキーな状況をスルーせずに打ってみることをオススメする。
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篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
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