上級者向けのイメージがあるシャフト「アルディラ」の新モデル「ROGUE∞」は相変わらずカッコ良くて、少しハードだけど気に入った
野村タケオのゴルフ実験室
(2)「50TX」を打ちましたが…
さて50TXですが、総重量は318gと50TSと同じなのですが、振動数は274!かなりハードになっています。
<個人的感想>
● ヘッドスピード42m/sでは、ボールが上がらない
● 弾道は低弾道
● しなりもほぼない
● 飛距離も出にくい
打ってみましたが、もうこれは僕みたいなヘッドスピード42m/s出るか出ないかってオッサンでは歯が立ちません。もうね、ボールが全く上がらないんですよ。ヘッドがロースピンモデルの9度ってこともあるとは思いますが、それにしても全く上がらない。
「50TS」のときはそこそこの高さが出ていたものの、「50TX」だと完全に低弾道。しなりもあまり感じないし、本当にただの棒を振ってるような感じ。ラインはある程度出せますが、キャリーが出ないので飛距離も出ないです。
これは最低でもヘッドスピード47m/sくらいはないと扱いきれないように思いました。ヘッドスピードの速いハードヒッターが使えば、ほぼ左を消してバコーンと振っていけるんじゃないでしょうかね。なので、間違っても普通のオッサンが手を出してはいけないスペックです。
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しっかり振っていけるゴルファーにはいいかも
「ROGUE∞」の2つのスペックを打ち比べましたが、「50TS」であれば一般のゴルファーでも使いこなせると思いました。ただ、ある程度しっかりと振っていけるゴルファーでないと、なかなかシャフトの性能を生かしきれないのではないかと思います。
「ROGUE∞」は叩けば叩くほど応えてくれるシャフトなんじゃないかと思います。さっきも書きましたが、「50TX」はよほどのハードヒッター以外は手を出さないほうがいいでしょう。クセのないしなりで、タイミングはけっこうとりやすいので、振りやすく感じる人は多いような気がします。
ただ、やはり少しハリ感もあるのでハード目に感じやすいシャフトですね。少しロフトが多めのヘッドに合わせたほうが扱いやすくなると思います。とにかくデザインがカッコ良いので、気になった方は一度試打してみると良いと思います。
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野村タケオ
ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。
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