ゴルフとお酒について考えよう!飲んべえでも下戸でも、お互いに最高の時間にできるかどうかが重要です
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第75回
酔っ払って迷惑をかける人にゴルフをする資格はない!
ゴルフは楽しいゲームです。仲間と楽しい時間を過ごすように努力するのは権利であって、義務でもあります。
普段は真面目なのにアルコールが入ると変になってしまう人がいますが、こういう人は不思議と、飲んで同伴者に迷惑をかける傾向があります。悪い人ではないのでどうにかしたい、という思うのが人情ですが…。
その人のことを思う気持ちが少しでもあるなら、ゴルフに誘わないようにするしかありません。お酒はときとして、人を狂わせる毒になります。仲間に苦笑いされる程度で済んだとしても、それは単に運が良かったか気が付かなかっただけです。
コースのスタッフや、その日いた知らない人たちに迷惑をかけたとしたら、それは本人のみならず飲ませた仲間の連帯責任にもなります。酒飲み一人の責任ではなく、わかっていて同伴した仲間も同罪なのです。残念ですが、一緒にゴルフしないことが最も有効な選択肢になります。当人からそれを咎められたら、正直に話せばいい。飲まないと誓うならまた一緒にやりたい、とも伝えましょう。決めるのは、当人です。
熱中症にも注意
ハーフターンで飲む生ビールが楽しみで、暑い季節でもゴルフをしているというゴルファーはたくさんいます。実は熱中症で倒れる人の何割かは、このパターンなのだそうです。
水分を我慢して最高の一杯を、という心意気はわかりますが、非情に危険です。特にビールは利尿作用があるので、水分補給どころか逆効果になります。お酒をを飲むなら、同時にしっかり水分補給をすることも重要です。
ほろ酔いでプレーするゴルフも楽しいですが、お酒に頼らずともゴルフは十分に僕らを酔わせてくれるのです。
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篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
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