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「永久シード」って何?条件は?現在女子は6人、男子は7人しか誕生していないプロゴルファーの最高の栄誉!

なんとなくで聞き流していませんか?ゴルフツアーの用語をわかりやすく解説

2023/07/08 ゴルフサプリ編集部 宮井善一

申ジエ

写真/相田克己

「アース・モンダミンカップ」で28勝目を挙げた申ジエが「永久シードまであと2勝」と報じられていました。永久シードとはいったいどんなもので、どんな選手が保持しているのでしょうか。分かりやすく解説します。

[目次]

永久シードとは?

永久シードは、それぞれのツアーで定められた成績をクリアした選手に与えられる永久的なシード権のことです。ハードルは非常に高く、下記の勝利数が必要。

<資格を得るには>
● 女子ツアー:通算30勝
● 男子ツアー:通算25勝

これまで女子は6人、男子は7人しか誕生していません。それだけに、プロゴルファーにとって最高の栄誉のひとつといえる称号なのです。

永久シードを得ると、出場資格が特殊な一部のトーナメント(男女の日本オープン、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ、ゴルフ日本シリーズJTカップなど)を除けば、何歳になってもツアーに出場することが可能です。

選手本人にとっては、頑張って勝利を積み重ねてきたご褒美になるでしょうし、ゴルフファンからすれば名選手のプレーを長く見ることができるという楽しみがあります。

現時点で男女を通じて最も新しい永久シード選手は、2008年に資格を手にした片山晋呉です。もう15年も前のことです。そろそろ新しい永久シード選手の誕生を目撃したいものです。

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女子ツアーに永久シードが制定されたのは、1988年のことでした。ツアー制度が施行され、賞金シードなど出場資格が整えられた時です。当時の資格は現在のような通算30勝ではなく、「日本女子オープン、日本女子プロ選手権各々2回優勝者」というもの。これに該当するのは樋口久子と大迫たつ子の2人だけでした。

「ツアー30勝以上の者」に変更されたのは、1992年のこと。岡本綾子、森口祐子、涂阿玉(台湾)の3人が新たに加わって計5人となりました。つまり、ここまでは「優勝して永久シード決定!」という感動的なシチュエーションはなかったのです。

初めて優勝した瞬間に永久シード入りとなったのは、不動裕理でした。2004年の「ゴルフ5レディス」でのことです。当時14歳のアマチュアだった金田久美子らとの優勝争いを制した不動は、「地球上のみんなに、この喜びを伝えたい」と、普段とはひと味違うコメントを口にしていました。それくらい、永久シードの重さを感じていたのでしょう。

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女子では不動以降、新しい永久シード選手は出ていません。現役選手で最も近い位置にいるのが28勝の申ジエ(韓国)とアンソンジュ(韓国)です。

実は申ジエは、日本での通算勝利数は「アース・モンダミンカップ」で「30」に到達しているのです。しかし、公式の優勝数にはツアーメンバーになる前のものなどは含まれないという決まりがあります。申の場合は、日本で初めて優勝した2008年「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」はツアーメンバー登録前のため含まれず、米女子ツアーの資格で出場した2010年「ミズノクラシック」の優勝は海外扱いとなるため、国内の優勝数は「28」となっているのです。

男子の永久シード

永久シードを手にした男子選手は青木功、尾崎将司、中嶋常幸、倉本昌弘、尾崎直道、片山晋呉と、2011年に亡くなった杉原輝雄の7人です。男子ツアーの永久シードが導入されたのは、女子と同じく1988年。当初は終身シードと呼ばれていました。資格は現在と同じ通算25勝。

この25勝は、ツアー制度が施行された1973年以降の賞金ランキング加算競技が対象で、アマチュア時代の優勝は含みません。制定された時点で25勝に達していたのは青木、尾崎将、中嶋の3人でした。

1989年には杉原が25勝目を挙げて4人目の永久シード選手となりました。当時すでに52歳。ツアー制度施行のはるかに前から活躍しており、施行前の優勝も加えれば50勝を超えています。

5人目は倉本です。1992年の「ブリヂストンオープン」でプロ通算25勝目(アマチュア時代にも1勝しているため、通算では26勝目でした)をマークしました。

1997年には尾崎直が兄・将司との兄弟永久シード選手になります。そして片山が2008年の「日本オープン」で偉大な先輩たちの仲間に加わり、「自分をほめたいと思います」と感激に浸りました。

「8人目」に最も近いのは、21勝をマークしている池田勇太です。現在37歳。2019年以降、勝利には恵まれていませんが、まだまだチャンスはあるはずです。

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文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。

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