キャロウェイの「PARADYM SUPER HYBRID」はロングアイアンもFWもUTも苦手なゴルファーにおすすめ!つまり腕前は問いません
チタンヘッドの「PARADYM SUPER HYBRID」をロマン派ゴルフ作家が検証する!
高弾道でぶっ飛ぶボールが打てちゃう「PARADYM SUPER HYBRID」の“やさしさ”はホンモノ!
「PARADYM SUPER HYBRID」でラウンドして、わかったことを挙げる。
● 打音打感:音量やや控えめ。硬質が目立つ音、美しい残響もある。やや軽めの打感
● 弾道球筋:高弾道。打ち出しから上がる。ストレート系が得意
● スピン:高さで止めるイメージ
● 飛距離:3Hが190ヤード、4Hが180ヤード
前モデルとは比較にならないほどやさしい。とにかく、ショートアイアンのようなハイボールが楽々打ててしまうのだ。上がり過ぎて距離のロスがあることを覚悟したが、それは杞憂だった。高弾道なのに、しっかりと飛距離も出ている。新しいクラブとしてお見事だった。
前モデルまでの「SUPER HYBRID」は、飛距離性能はすごいけれど腕前がないと使い切らない、というクラブだったが、全く違うのだ。腕前は最低限でもOK。極端な話、誰でも飛距離性能を味わえるクラブになっている。
フェアウェイウッドが苦手なゴルファー、ユーティリティが苦手なゴルファー、ロングアイアンが苦手なゴルファーにオススメである。
パラダイムドライバーの恩恵で僕たちアベレージはゴルフが優しく楽しくなったが、実はアイアンの方がすごいらしいよとの声をよく耳にする…本当なの!?
デビュー以来、世界で大活躍しているキャロウェイのパラダイムシリーズ。もっぱらドライバーが注目されている中「ドライバー...
お値段ってどうなの…?
もう一つ、「SUPER HYBRID」には問題があった。
ドライバーと同じぐらいの性能をチタン化で得られるメリットの代わりに、お値段もドライバーと同じぐらい高額だったのだ。しかし、「PARADYM SUPER HYBRID」は、普通のフェアウェイウッドと同じぐらいの価格で購入できる。難易度的な意味でやさしいだけではなく、お財布にもやさしくなった。
シェイプが少し四角くて、独特である。アドレスするとソールの座りは良く、方向に向かっても構えやすい。この辺りの味付けは好き嫌いで、良い悪いとは単純には言えない。ただ、長いクラブが苦手だった人には、こういう特別な形状が呪いを解く呪文になる可能性があるのだ。
これなら打てる、これは大好き、という個性と成功体験をリンクさせるのが「PARADYM SUPER HYBRID」の正しい使用法なのである。
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
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