ゼクシオの2024年モデル?を女子ツアーで発見!青木瀬令奈は「安定感があって飛距離ロスが少ない」
ダンロップのメガヒット作にして、日本におけるオーセンティックドライバーの代名詞となっているゼクシオ。その待望の新作らしきドライバーがJLPGAツアー「富士通レディース2023」の舞台で初めて姿を見せた。性能面など詳細についてはまだ未発表だが、多くのファンを抱えるドライバーの新作。その姿だけでもとくとご覧いただきたい。
写真/ゴルフサプリ編集部
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新しいゼクシオは、深いブルーの落ち着いた色合いで高級感アップの印象
まだ朝の冷たい空気が残る「富士通レディース2023」の会場・東急セブンハンドレッドクラブ。駐車場に佇むダンロップのツアーバスを訪ねると見たことがないカッコいいドライバーを発見。バツの悪そうな作業中のツアー担当者さんを横目に「いいですか、見ても?」と聞くと満更でもなさそう。そりゃそうだ、技術屋さんが自社製品を見せたくないはずがない、と勝手に解釈して遠慮なくバスの中へ。やっぱりそうだ。1本には“XXIO”、もう1本には“X”と鮮やかに刻まれている。2024年モデルのゼクシオシリーズであるならば、前者は13作目、後者は3作目のニューバージョンがついにヴェールを脱いだのである。
新作2機種のヘッドはともに深いブルーの落ち着いた色合い。アドレス目線で見るとヒール側に羽根のような突起が見える。ヒール側に細く入ったラインもいいアクセントで高級感がある。ソールに目を転じるとゼクシオは従来の落ち着いた感じのデザイン。Xの方はトゥからテール側にかけてざっくり入った2本の突起が斬新で、アスリート系の雰囲気を醸している。
しかし、「新作のゼクシオはどんなクラブなんですか?」との質問には「すみません、お見せするのはいいのですが、機能や性能面についてはお話しできないんです」とツレない返事。「そこをなんとか!」と食いさがっても「本当に勘弁してくださいよ~」。逆に気の毒になってしまって追及するのは諦めた。これもメーカーの販売戦略か? 箝口令の先に何があるのか気になることは多いが、ツアーバスに“モノ”があるからにはプロも使うはずなのでターゲットをプロに切り替えた。以下は使っていたプロたちの使用感だ。
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「新しいゼクシオは安定感があって飛距離ロスが少ない」(青木瀬令奈)
「新しいゼクシオの第一印象は落ち着いた色合いで高級感があること。差し色っぽく入っているゴールドもいいアクセントでシックな感じですよね。フェース面も見やすく、ヘッドの大きさもあってボールを拾ってくれそう。あと、翼が2枚になったところはゼクシオ12以上に空力的にサポートされていそうで期待感が高まりますね。
私が打った感じでは飛距離ロスが少ないと思いました。というのも、最近はドライバーでスライスが多めなんですけど、その割には飛んでくれていたんです。あくまで想像ですけど、トゥからヒールにかけての角度が変わっているように思えて、これがミスを抑えてくれるのかもしれません。打感についてはゼクシオ12よりも反発が抑えられている印象です。12に比べると球離れが早くない。インパクトでくっつき感がある分ボールがつかまりやすい気がしました」
「新しいXは飛ぶ。流れで作っていただいたFWも抜群にいい」(青木瀬令奈)
「スピン量は2000~2300回転。ロースピンでいいなと思ったので新しいゼクシオで行こうかなと思っていたんですが、新しいXを打ったら、こっちの方が飛んで風にも強かった。キャリーで5ヤードは違ったので一気に迷ってしまいました(笑)。こちらはアスリート向けの印象。ヘッドの顔つきもそうですし、何気なくブルーが入ったコスメもスポーティーで集中しやすい。全体的に前のXよりも落ち着いた仕上がりですかね。私的には構えた時が結構重要でショットの成否が50%くらい決まってしまう。いいショットのイメージが出るヘッドがいいのですが、その点でも新しいXはいいですね。
実は新しいXの流れでフェアウェイウッドの5番と7番を作っていただいたのですが、これがすごくいいんです。打感に厚みがあってつかまりやすく、それでいて打球が楽に上がってコントロールしやすい。ピンを狙っていけるので、さっそく実戦に投入します。その流れから考えるとドライバーはXの新作なのかな、とか思ってしまうんですよね。あとは調整次第ですかね。
ドライバーについては2つのモデルとも安定感がアップしています。あえていうなら新作のゼクシオが安定感で飛ぶのは新作のX。インパクト時の反発がちょっと抑えられていてつかまる感じがあります。音もちょっと抑えめかもしれませんが、これらはどれも私にとってはプラスの要素なので一層迷いますね」(青木瀬令奈)
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「Xの新製品はちょっと弾く感じでつかまりすぎがありません」(小祝さくら)
「新しいXをコースで打ってみました。ボールがフワッと浮いて曲がらなかった。曲がらないのはいいですよね。いま使っているスリクソンと比べても飛距離はほとんど変わらないんですけど、インパクト音が高くて球筋も高いんです。変わらないのは飛距離だけで、あとは全然違うので実戦で使うかいまのところは五分五分。
安定的に飛距離が変わらないようなら使います。ただ、使用中のスリクソンはつかまりやすくてボールがへばりつくような打感なんですけど、私はその方が好きなんです。Xはちょっと弾く感じで、ボールがつかまり過ぎることがない。どっちにしようかな、本当にいまは五分五分です」(小祝さくら)
「データもよかった。新しいXに手応えを感じました」(菅沼菜々)
「新しいXを打ちました。顔がスマートで構えやすいし、打ちやすかったです。ショットのデータもよかったので手応えは感じてます。今週は難しいかもしれませんけど、今年中には使えるようになるんじゃないかな。私にとってはちょっとボールがつかまり過ぎるイメージだったのでメーカーの方に調整してもらっています」(菅沼菜々)
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「高い弾道で飛ぶ新しいゼクシオ。即実戦投入を決めました!」(安田彩乃)
「これまでゼクシオ12を使っていましたが、新しいゼクシオは確実に5ヤード飛んでいます。弾道は以前に比べてやや高め。でもイメージの範囲内なので違和感はありません。スピン量を計測したところ2200~2300回転と理想的だったこともあり、すぐに実戦投入を決めました。
打感については12と大きく変わらないと思いますが、もともと私はゼクシオ12の打感が好きだったので問題ありません。トータル的に見ても12のいいところはしっかり受け継がれているのですぐに移行できましたね。新しいXも打ってみましたが、こちらの方が打球が高めでボールがつかまる印象でした。ただ、つかまりすぎないという点でニューバージョンのゼクシオの方が私の好みだったので、そちらをチョイスしました」(安田彩乃)
ということで、この試合で実戦投入したプロにしてもテスト中のプロにしてもニューバージョンの評判は上々だ。プロの打球を見ると、おしなべて弾道は高め。打ち出した感じで曲がりそうに見えたショットも曲がらず直進性が高い印象を受けた。取材した感じでは飛距離も安定的に伸びているので多くのプロが年内にも使い始めそう。正式発表が待ち遠しい。
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