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松山英樹の“カート道からウッドでそのまま打つ”トンデモ技を目の前で目撃！ナマ観戦は眼福が一杯

松山英樹の“カート道からウッドでそのまま打つ”トンデモ技を目の前で目撃！ナマ観戦は眼福が一杯

逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話｜第51話

2023/11/15　ゴルフサプリ編集部　名取確

松山英樹の衝撃の選択からのショット

ボールの止まったカート道からグリーン方向を見ると、前方の木をギリギリよけて打てそうです。ただ、スライスをかけないとグリーンはキャッチできそうにありません。真っ直ぐだとバンカーにつかまります。グリーンまではまだ200ヤード超。

カート道からの救済を受けてラフからも打てますが、救済の場所にドロップすると前方の木がモロにかかります。ロングアイアン・ミドルアイアンでも当たりそう…。それにラフは結構密集度があり、飛距離が全然出ない可能性もある芝質でした。

そんな状況から、松山選手の選択はなんと「ウッドでカート道からそのまま打つ」というものでした。いや～、一般人からしたら「考えられへん！！」と、思わず関西弁で叫んでしまうような衝撃の選択だったのですが、カート道とラフを見比べて結構あっさりとカート道を選んでいましたよ。

普段練習しているわけはないけど、カート道のアスファルトの上のボールを、ウッドでクリーンヒットしてあわよくば200ヤード超をグリーンに乗せようだなんて…ありえない。

このショットをまさに目の前、私の視界はほぼ松山選手の背中とお尻（笑）という位置で見させてもらいました。まさにスーパーショット！クリーンヒットして真っすぐ飛んだボールはバンカーに捕まりましたが、恐らくいいイメージで打てたのでしょう。バンカーショットもサクッとピンに寄せて、パーでしのぎました。

“世界の松山”のとんでもない技は、眼福でしたよ。こんなショットが目の前で見られるだなんて、ZOZO CHAMPIONSHIPの観戦に来てよかった。

いや、ホントは全部、フェアウェイからベタピンのショットが見たいですけど、マスターズチャンピオンだって調子悪い日はあるのです。

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伝えたいこと

TVの中継はいいショットだけを見せますが、意外とトッププロだってそこまでよくないショットもいっぱい打っています。見るからに納得いくほど良いショットはそこまで多くないんです。でも、だからこそ私達がちょっとミスしたくらいで怒ったりとかするのがどれだけバカバカしいことか痛感しました。

ある程度、目標地点に近づけられればそれでいいっていうくらいのおおらかな気持ちじゃないと、いいプレーは続けられないかもしれませんね。かくいう私も、途中でキレちゃって先日のラウンドでひどい目に…。自戒の念も含めて、みなさんにお伝えします。

「怒らないで！」「楽しんで！」　

そして、リカバリーショットの練習は日々のアプローチ練習、9番・7番アイアンあたりで低く打ち出す練習、わざとボールを曲げる練習など、ゲーム感覚で楽しみながらやってください。きれいな球をきれいなライから打つだけの練習だと、応用は効きませんからね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！

文・名取確

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逆上がりできないティーチングプロ（ペンネーム）
世田谷区在住。世田谷区喜多見で＜ゴルフのある人生を共に歩もう＞をテーマに、インドアゴルフ練習場EndlessGolfを運営しています。ティーチングプロと不動産業のリアル二刀流。一生ゴルフで感動し続けられる仲間をたくさん作りたい想いの溢れる40代です。

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