飛ばしたいならバックスピン量にも注目!まずは3000回転目指してアッパーブローを身に付けよう!
いつでも90台でまわりたい!それならこれを覚えなきゃダメ!飛ばしと方向性に効くこと3選/その1
バックスピン量を3000回転にするためにアッパーブローで打つようにしましょう
「スコア100を切りたい人。いつも90台でまわりたい人。このレベルのアベレージゴルファーはダウンスイングの軌道がアウトサイド・インになっていることが多く、そのせいでバックスピン量が適性よりもかなり増しています。たいていの人が4000~5000回転になっているんです」
こう話すのは狭間世代の人気女子プロ、鶴岡果恋のコーチであり、関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当ヘッドコーチもつとめる重田栄作プロ。
重田プロ 「ボール初速を上げる、打ち出し角度を整える、これらも飛距離アップには欠かせないことですが、私としてはバックスピン量に着目して、この数値を3000回転ほどにすることがもっとも早く飛距離を稼ぐ方法だと思います。
その理由は先ほど話したように、アベレージゴルファーはバックスピン量が多過ぎる傾向にあるからです。そして多過ぎるバックスピン量が減れば、フックでもスライスでも着弾してからボールがコロがるため総飛距離を伸ばすことができます。
ドライバーはアッパーブロー軌道
重田プロ 「バックスピン量を抑える方法ですが、まずはドライバーを打ったあとティペグが残っているかどうかを確認します。14回、ドライバーを打って何回ティペグが残ったか。それがひとつの目安です。そして14回すべてティペグが残ったら、バックスピン量が3000回転を超えることはとても少なくなります。
残る人はつまりダウンスイング時のアタックアングル(入射角)が緩やかということです。逆にティペッグがほとんど残っていなかったり、半分しか残らない人はアタックアングルがキツく、そのせいでバックスピン量過多になっています。
アタックアングルがキツいというのは、簡単にいえばダウンブロー軌道ということ。ドライバーはやはりアッパーブロー軌道で打つことが大切です。ダウンブロー軌道とアッパーブロー軌道では10ヤードほど飛距離に違いがでますから…。またアッパーブロー軌道ならアタックアングルが緩やかになるため、バックスピン量3000回転が手に入るはずです。
アッパーブローで打つためにはボール位置は左足寄り、頭と背骨を少し右に傾ける。このアドレスが大切です。
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ティペグの前にタオルなどを置いて、それに当たらないように打つドリルが効果的
重田プロ 「そしてドリルとしてはティペグの前にタオルなどを置いて、そのタオルにヘッドが当たらないように気をつけてボールを打ちます。
当たらなければアッパー軌道になっているということ。
当たってしまうときはダウンブロー軌道になっています」
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文・宮川岳也(みやかわ たけや)
ゴルフ雑誌編集記者を経て、フリーランスのゴルフライターへ。USGTFティーチングプロ資格を有し、現在は埼玉県の練習場でレッスン活動も行っている。
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