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打音もさらに良くなった「Qi10 シリーズ ドライバー」は優れた飛距離性能はそのままに、あきらかにミスヒットに強くやさしくなった!

テーラーメイドの「Qi10 シリーズ ドライバー」をロマン派ゴルフ作家が検証する!

2024/02/05 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

Qi10 シリーズ ドライバーのやさしさはホンモノだった!

Qi10 シリーズ ドライバー

「Qi10 シリーズ ドライバー」を打ってラウンドして、わかったことを挙げる。

(1)Qi10 MAX ドライバー(フラッグシップモデル)

● 打音打感:音量はちょうど良い大きさ、濡れた鞭系に少し残響ある音。打ち応えやわらかい。
● 弾道球筋:低めの高弾道。少しつかまり、ややドローが打ちやすい。曲がりに敏感。
● 飛距離:最長飛距離は235ヤード(HS40m/s)

テーラーメイドが「Qi10」シリーズを発表!注目は“慣性モーメント10K”でやさしくぶっ飛ばす「Qi10 MAX ドライバー」

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(2)Qi10 ドライバー(スタンダードモデル)

● 打音打感:音量はやや大きめ、濡れた鞭系に少し残響ある音。打ち応えやわらかく重さもある。
● 弾道球筋:高弾道。左右の打ち出し敏感。ストレートに飛ぼうとする。
● 飛距離:最長飛距離は235ヤード(HS40m/s)

(3)Qi10 LS ドライバー(低スピンモデル)

● 打音打感:音量はちょうど良い、濡れた鞭系で残響が強い音。打ち応えやわらかく重さもある。
● 弾道球筋:中弾道。曲がりに敏感、持ち球を打ちやすい操作性良い。
● 飛距離:最長飛距離は240ヤード(HS40m/s)

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第一印象は、「テーラーメイドは飛ぶなぁ」だった。3本共にヘッドスピード40m/sでも楽々打つことができる。ただし、もう少し速いヘッドスピードのゴルファー向けにチューニングしてあると感じた。バッチリ合うというのは、45m/s前後なのかもしれない

ラウンド中に感じたのは、それぞれが難易度でラインアップされているのではなく、ゴルファーの好みで選択するようになっているということだ。

例えば…(1)Qi10 MAX ドライバーはシャフトがやや短くて、ライ角はアップライト。(2)Qi10 ドライバーはシャフトが少し長くて、ライ角はフラット。このスペックだけを見ても、ゴルファーの好みで選択するようにできているのがわかると思う。

個人的には(3)Qi10 LS ドライバーが好きだと思った。その理由は、従来の浅重心で低スピンで飛ばすのではなく、低スピンモデルではあるけども、極端に低スピンではなく、美しい弾道が打てるようなドライバーになっていたからだ。従来の「LS」とは、少し雰囲気が違うと感じた。

慣性モーメントが大きい恩恵で、ミスヒットに強い部分は明確にわかる。テーラーメイドのドライバーは、ある程度の腕前がないと打てないというイメージだったが、それはリセットしても良いと思う。「Qi10 シリーズ ドライバー」は、そういう意味でやさしいので挑戦して欲しい。

最後に

注意点として、慣性モーメントが大きいドライバーは、フェースの開閉が大きいタイプのゴルファーにはフェースコントロールの感覚が変わるので、慣れるのに時間がかかることがあることだ。振り遅れて右にしか飛ばない、というケースや、扱いにくくてボールの出球が整わないというケースが起きてしまうことがあるのだ。

スライス防止というベクトルのやさしさは小さいので、それを解消するために選ぶドライバーとしては弱いことも書いておく。

今までテーラーメイドのドライバーを諦めていたゴルファーや、ブンブン気持ち良く振れるが芯を外して苦労しているゴルファーにも「Qi10 シリーズ ドライバー」をオススメする。カーボンドライバーの第2幕の幕開けを宣言しているクラブである。新しいカーボンフェースは熟成期に入って、余裕でやさしさに注目できるようになったと考えると「Qi10 シリーズ ドライバー」は、とてもわかりやすいドライバーだとわかるのだ。

テーラーメイドが“MOIの探求”に舵を切り替えた?!「Qi10 MAX」には可能性しか感じられない!!

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篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


コースに持ち込み、ロマン派ゴルフ作家が検証
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