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芹澤信雄もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第1回（2/2）

芹澤信雄もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第1回（2/2）

自分の型を作る4つのポイント

2019/09/26　ゴルフサプリ編集部

パットは“入ったもん勝ち”です。思いどおりに打てて、入るのならどんな打ち方でもかまいません。名手といわれた杉原輝雄プロや青木功プロの打ち方は個性的ですよね。たとえセオリーに反していても、オリジナルのスタイルを作ること。これが何よりも重要なんです。

●芹澤信雄もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方　第1回
（1/2）：パットは自由。だからこそ自分の型を作ろう！！
（2/2）：自分の型を作る4つのポイント

ジャンボ尾崎が命名
世界一パーパットが上手い男
（TSIグルーヴアンドスポーツ）
芹澤信雄（せりざわのぶお）
1959年11月10日生まれ。173㎝、72㎏。静岡県出身。レギュラー5勝、シニア1勝。「ゴルフは楽しく真剣に」をモットーにチームセリザワを牽引。藤田寛之、宮本勝昌らをトッププロに育て上げた。ツアーで指折りの理論派であり、パターの名手としても知られる。人工股関節を埋め込む手術を経て見事に復活。

パッティングで重要なのは打ちやすい手、利き目、得意なライン、強く打てるかだ!!

左右どちらの手を主体にするかが最重要ポイント

パットの打ち方は自由。だからこそ、自分の特性やクセを見極めて、いち早く「自分の型」を作り上げることが大切です。そうすればプレッシャーがかかったときや緊張した場面でも、自信を持って打てるようになります。

最重要ポイントは、左右どちらの手を主体にしてストロークを作るのか。パットは両手の一体感が大事と言われますが、それを意識しすぎるとタッチが合わないことがあるからです。　左右どちらかの手に主導権を持たせたほうが、手の役割や打ち方が明確になりタッチも合う、というのが私の考え方です。まずは片手打ちで、どちらの手が打ちやすいのかを把握することから始めましょう。

ポイント1：打ちやすいのは右手か、左手か？

「右手」が打ちやすいなら左手は添えるだけでOK

右手1本で打つ
右手のほうがフィーリングがよく、距離感も合うのなら、右手主体のストロークにする。左手はグリップに添えるだけで、両手の一体感は気にしなくていい。

左手1本で打つ
利き手に関係なく、右手より左手のほうが打ちやすいという人もいる。このタイプの人は、左手を主体にしてストロークを作ったほうがうまくいく。

ポイント2：利き目は左右どちらか？

利き目が「右」なら頭を無理に残さなくていい

利き目の簡単な調べ方
１、片手で◯を作り、その中に何かめじるしとなるものが収まるように合わせる。
２、 ◯の中の目印を見つめたまま、左右交互に目を瞑ります。
３、目印のズレがより少なかった方が「利き目」です。

利き目が右
ボールを右斜め上から見るため、インパクト後に右目が下になるように頭を回したほうが、スムーズな動きになる。頭が目標方向に出なければ、顔の向きは変わってもかまわない。

利き目が左
利き目によって、ボールへの目線や頭の残し方が変わる。「左」なら、アドレスもインパクトもボールへの目線が垂直になり、インパクト後も頭の位置や顔の向きをキープしやすい。

ポイント3：得意なのはフックライン、それともスライスライン？

得意、不得意がわかればライン読みに応用できる

ゴルファーには得意、不得意なラインが必ずある
一般的にフックラインが得意な人は、フォローでヘッドが出て、しっかり打つタイプ。スライスラインが得意な人は、インパクトを合わせて、流し込むタイプ。得意なラインは球のコロがりがよくなるので、ライン読みを浅めに。不得意なラインは深めにする、といった工夫をすればカップインの確率が高くなる。

ポイント4：強く打てるか、打てないか？

強く打てない人はジャストタッチで狙え！

ショートパットのタッチは人それぞれ違う
強く打てない人は「カップをオーバーさせるつもりで強く打て！」と言われても、強く打てない。これはその人の特性で、無理に変える必要はなく、変えようとしても難しい。強く打てないのなら、ジャストタッチのライン読みで距離感をぴったり合わせる。これも一つの自分の型（スタイル）であり、自分がどのタイプかを知ることが重要だ。

取材協力／太平洋クラブ御殿場コース、チームセリザワゴルフアカデミー

GOLF TODAY本誌 No.567 70〜71ページより

芹澤信雄もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方

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