芹澤信雄 もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第1回（1/2）

パットは“入ったもん勝ち”です。思いどおりに打てて、入るのならどんな打ち方でもかまいません。名手といわれた杉原輝雄プロや青木功プロの打ち方は個性的ですよね。たとえセオリーに反していても、オリジナルのスタイルを作ること。これが何よりも重要なんです。

●芹澤信雄 もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方　第1回
（1/2）：パットは自由。だからこそ自分の型を作ろう！！
（2/2）：自分の型を作る4つのポイント

 ジャンボ尾崎が命名 
世界一パーパットが上手い男
（TSIグルーヴアンドスポーツ）
芹澤信雄（せりざわのぶお）
1959年11月10日生まれ。173㎝、72㎏。静岡県出身。レギュラー5勝、シニア1勝。「ゴルフは楽しく真剣に」をモットーにチームセリザワを牽引。藤田寛之、宮本勝昌らをトッププロに育て上げた。ツアーで指折りの理論派であり、パターの名手としても知られる。人工股関節を埋め込む手術を経て見事に復活。

パッティングは芯に当てることにもっとこだわろう

ドライバーなどのショットは、基本に忠実なスイングをしたほうが当たりやすく、再現性が高くなります。しかし、体の動きも振り幅も小さいパッティングは、どんな打ち方でも当たりますよね。「パットに型なし」という名言があるように、打ち方は自由です。

ただし、前提条件があります。それは「フェースの芯でボールの芯を打つ」ことです。当たり前のことですが、コースに出ると「入れたい！」という気持ちが強くなりすぎて、この基本をおろそかにしている人がとても多い。芯に当てることにもっとこだわれば、打ち方が自然によくなり、カップインの確率も高くなりますよ。

現在の私の使用パターは
スコッティ・キャメロン
Scotty Cameron
長年ピンタイプを使っていたが、マレット型に変更（その理由は連載第2回以降で紹介）。

パターのフェース芯でボールの芯を打つ!!

万人共通の基本はたった一つです

アマチュアの大半は芯に当たっていない！
フェースの芯でボールの芯を打つのは、簡単そうで意外に難しい。ボールの転がり（回転）や打球音が常に一定かどうかをチェックすることが大切だ。

パターの芯はフェースの真ん中にあるとはかぎらない
フェース面を真上に向けて、上からボールを落とす。その弾き具合で芯（スイートスポット）がわかる。打点位置を左右だけでなく、上下にズラして芯を探そう。

パターの形状によってストロークの軌道は変わるが、基本的な打ち方はほとんど変わっていないという。

取材協力／太平洋クラブ御殿場コース、チームセリザワゴルフアカデミー

GOLF TODAY本誌 No.567 68〜69ページより

【シリーズ一覧】
●第1回：芹澤信雄 もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第1回（1/2）
●第2回：芹澤信雄 もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第1回（2/2）
●第3回：芹澤信雄 もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第2回（1/2）
●第4回：芹澤信雄 もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第2回（2/2）
●第5回：芹澤信雄 もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第3回（1/2）
●第6回：芹澤信雄 もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第3回（2/2）
●第7回：芹澤信雄 もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第4回
●第8回：芹澤信雄 もう悩まない！絶対入れたい！「パーパット」の決め方｜第5回

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