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NEW・名門ゴルフ場|太平洋クラブ佐野ヒルクレストコース(栃木県佐野市)Part2

リサオの『NEW・名門ゴルフ場』探訪

2019/10/26 リサオ(大隈 里砂)

ヒルク名物・18番の浮島(半島)グリーン

名門ゴルフ場という言葉があります。名門テニスクラブはあるけど、名門卓球場は聞かないので、たぶんハイソサエティの人々が集まる方便にスポーツを使った名残なんでしょう。イメージは歴史がある、閉鎖的、特権階級。でもゴルフは草っ原で始まったスポーツ。肩肘張らない開かれた名門ゴルフ場も実は数多くあるのです

文・写真・絵
リサオ(大隈里砂)
元超インドア文学少女。遅咲き・狂い咲きゴルファー

コラムニスト、似顔絵作家、イラストレーター、フォトグラファー、翻訳家(英語)として(自称・ひとりスキマ産業)、主にゴルフ業界で活動

プレースタイル:山っ気たっぷり、策に溺れ式
特技:無駄ロブ(不必要なロブショット)
好きなライ:ヘンなライ、下りフック
苦手なライ:フェアウェイど真ん中
好きな言葉:インテンショナル
子供の頃の将来の夢:電気屋さん

話の枕その1:予想外の相手と一緒に回れるのがゴルフの醍醐味

さっき前回の記事を読んでくれたお友達に「ヒルクがおまけに読めたw」って言われて、てへぺろってなって、それで久々に思い出しました。一番最初に不特定多数の人の目にふれる『文章』をプロとして書いたのはたぶん25年ぐらい前、小説の書評でした。筋金入りの文学少女、というか活字中毒だったのでノゾムトコロだったんだけど、いかんせん文字数が少なすぎた。あと、もともとアンチ読書感想文なので、そうならないように書いてたんだけど、担当編集者に「面白いんだけどさ、話の枕はひとつでじゅうぶん」ってキッパリ言われたんでした。当時はインターネットもなかったしね。文字数は常にキビシく限られていたのです。ありがとうインターネット♡

ちなみに読書感想文は子供の頃から大嫌いで。先生ウケする文章を書こうと思えば書けるけどそれを書くのがシャクに障るから書きたくない。なので婆さんをうまいこと誘導して課題本を読ませて、彼女の感想を口述筆記したりしてました。それを先生に絶賛されたときの罪悪感たるや。そういや昔働いてたデザイン系の会社でも、いきなり総務のおじさんが「みんな本を読まなすぎるから、なにか読んで皆の前で一人ずつ毎週金曜日の昼休みに発表しなさい」とか言い出して、そのおじさんが読んでいる本というのはビジネス書とか自己啓発本なんだけど、まんまと社員の皆さんもその手の本を読んで発表してた時期がありました。まあ、目次を読み上げるって感じですわ。語るも苦痛、聞くも苦痛。わたしの番が来たとき、断固として拒否して見事その企画は終わりました。総務のおじさんとの関係も終わりました。あ!でもね!なんと!わたしがその会社を辞めた12年後に一緒にゴルフしたんですよ。元同僚に誘われて。元天敵と。それが、いろんな意味で面白かったのですよ。予想外に。

ゴルフのおかげ。ゴルフって素晴らしい。

ゴルフの素晴らしいところってたくさんあるけど、一番の醍醐味は、『組み合わせの妙』なんじゃないかな。もともとそれぞれ友人同士でも初めて揃った4人がたまに物凄く調和するときがある。やべー!この組み合わせサイコー!ってとき。あと、ふつーに生活してたら絶対に一緒に遊ばないようなひとと1日がかりで遊ぶ可能性がある唯一のアクティビティだと思う。だってさ、元天敵同士のカタブツ総務ブチョーとくそ生意気な怒りん坊ヲンナが、12年ぶりに再会するなんて、よっぽどのことだよ。「佐藤さん(仮名)と飲み行くけど行く?」行かないね。行くわけがない。「佐藤さんとボーリング行くけど?」行ってらっしゃい。あのひと机の下にマイボール置いてたもん。自慢げな顔されたらやだもん。「おまえがゴルフ始めたって言ったら佐藤さんが一緒に行こうって言ってるんだけど」ふーむ、ちょっと好奇心。あのひとがどういうゴルフするのか。やっぱ枯れたゴルフなのかな、それとも案外ブンブン丸だったりして。で、行ってみたら、佐藤さん会うなり満面の笑みで小銭入れを皆に配った。

「オリンピック用の小銭が入ってるからね!」って。

あ、オリンピックってラウンド中の遊びのひとつで、パターをワンパットで入れたら、遠い順から金・銀・銅・鉄って点数がもらえるやつです。もしグリーンの外からカップにぶち込んだらダイヤモンドがもらえます。まあ、数ある上級者向けの不公平なラウンド中の遊びのなかでは害のないほう。ちなみに一番フェアなのは、このラウンドをスコアいくつで回ってくるかを宣言しておくオネストジョンかな。実際のスコアとの差が負債になります。当然ピタリ賞のひとが全部かっさらうんだけど、ピタリ賞がいないときは、申告スコアに一番近いひとが勝者。言った数より多く叩いたときよりも少なかったときのほうが負債は多くなります。90って言って100だったらマイナス10点(1打1点)、逆に80だったらマイナス20点(1打2点)の計算。初級者でもそんなに怖くないでしょ。もし上級者に他の遊びを提案されたら即断って構いません。しつこかったらわたしに連絡ください。成敗します。

話を戻してオリンピック。それまでもオリンピックやったことあったけど、同伴者に小銭入れを渡されたのは初めてだった。というかあれが最初で最後。まずそこが面白かった。前の晩に小銭入れ4つから小銭を出して、それぞれちゃんと入ってるかどうかチェックして入れ直して、ニヤニヤしてる佐藤さんの顔を想像したら相当微笑ましかった。で、子供のようにキャッキャとプレーしてる感じも面白かった。昔はきっとお互い仏頂面しか見てなかったんだなー。同じ会社にいたとき、もし一緒にゴルフしてたら、天敵にはならなかったなーってつくづく思った。当時、飲んだりしたこともあるけど、もしそこで腹を割って話してたとしても仲良くはならなかったね。先入観バリバリだもん。だから、ゴルフしかないんじゃないかな。「ああ、こういうひとだったんだな」って、良い意味でも悪い意味でもわかってしまうものって。

ああ、ゴルフ始めて本当によかったなーって思う最大の理由。知らなかった誰かのいいところを発見できる。誰かとの新たな関係性を築けるってこと。

そのヨロコビに比べたらスコアなんて些細なことですわ。もちろん逆のパターン、「こんなやつだったんだ」もあります。でもそしたらもう遊ばなきゃいいんです。早めにわかって時間の節約になっていいじゃん。ゴルフさまさま。気の合うゴルファーは必ず他に存在します。合わないゴルファーにしがみつく必要はどこにもありません。それが連れ合いだとしてもね。必ず他に見つかるから。大丈夫。

話の枕その2:河川敷コース(前回言い忘れていたクリアビュー)

で、話の枕といえば、この『枕』ってのは、もともとは落語の構成要素のひとつ。マクラ・本題・オチ(サゲ)の最初、お話の導入部、イントロです。噺家の柳家小三治(10代目、現役)の著書に、その『枕』ばっかりを集めたその名も『ま・く・ら』という名著がございます。続編に『もひとつ ま・く・ら 』『バ・イ・ク』の2冊。いずれも講談社文庫です。大昔に読んで大笑いして大泣きした覚えがあります。オススメです。わたしも読み返します。

さて、台風19号からの復旧作業を粛々と進めている河川敷コースたち。セグウェイゴルフと敏腕女性支配人で有名なアジア取手カントリー倶楽部は10月26日(土)から再開する予定が25日の大雨で池の水が溢れて一歩後退となったそうです。コース管理のかたがたの落胆を思うとやりきれないです。今月30日から限定ホールでの営業再開を目指しているショートコースの多摩川ゴルフ倶楽部では一部冠水が見られました。その一方で、雨が泥砂を流してくれた箇所もありました。にっくき雨、でも恵みの雨でもあるようです。ただもう千葉には大雨は降らせないでください。お願いします。

  • 練習グリーンの奥がすぐ多摩川に

  • 1番ホール。冠水して図らずも池越えPAR3の佇まい

  • 川とコースの境が消滅

  • 泥砂が流れてくれた跡

サバンナ系ナンバーワンコース

その千葉県は野田市にあるクリアビューゴルフクラブ&ホテルも利根川の河川敷。大好きなコースなのになんでか前回ポッカリ抜けちゃってました。河川敷っていう言葉をあまりよく理解してなかった頃によく行ってたコースだからかも。ここはランチが本格的なホテルバイキングで、それがチョー楽しい。毎回、食べ過ぎる気満々で行ってた。いっときお気に入りだったんだけど、休日に行ったら、すごい待ち待ちだったのと、精算のとき2万円超えできょえええええってなって足が遠のいちゃった。よく考えたら都内から近いし仕方ないんだけどね。復旧したら平日に再訪しゅる!

クリアビューゴルフクラブ&ホテル公式サイト

常磐自動車道の柏ICから6kmと都内から好アクセス、フラットで広くて、個人的にはナンバーワン『サバンナ系』コース認定。『KOSHIGAYA GOLF CLUB』も『古河ゴルフリンクス』も同じ括りだけど、ゴルフ場で初めてアフリカの大地を感じられた場所がクリアビューなので思い入れがあります。ケニアに行ったことがあるんですが、サバンナでサファリをエンジョイしまして、あ、『Safari』はもともとは旅を意味するスワヒリ語です。で、そのときの光景と感動を胸に、頑張って日々生きてるんだけど、ゴルフ場でね、たまにあるんです。大型の野生動物が奥からヌっと顔を出してくれそうなイメージの場所が。フラットであることが条件なので必然的に河川敷のコースが多くなるんだけど、草の感じとか、木と木の間隔が妙にあいてる感じとか「わー!サバンナだー」って思うところ結構あるんです。クリアビューに行ってた頃はまだゴルフに余裕がなくてあんまり写真撮ってなかったので、別の場所で例を。あとケニアで撮った参考画像もついでに。

ノーザンカントリークラブ 錦ヶ原ゴルフ場(荒川河川敷)のサバンナ感
  • 草原でじゃれるライオンの子供たち(2011年ケニアにて)

  • エランド(イランド、オオカモシカ)と一騎討ち(2011年ケニアにて)

景観の名門・太平洋クラブ佐野ヒルクレストコースのいいところ

さて、太平洋クラブ佐野ヒルクレストコース。こちらの会員でゴルフ仲間でもある男性に「なんの名門って書こうかなー」って言ったら「おれ。おれがいる名門」って言ってました。ゴルフサプリでもお馴染み、ゴルフバカイラストレーター野村タケオ先輩に敬意を表し、謹んで似顔絵を載せておきます。

なにしろ絵になるホールばかり by デズモンド・ミュアヘッド

奇人 奇才、デズモンド・ミュアヘッドが監修した佐野ヒルクは、彼の他の作品と同じく、絵画的な美しさと緻密さを兼ね備えた "breathtaking (息をのむよな)" なコース。特に、打ち下ろしの18番PAR4と、池絡みの8番PAR5は公式サイトでもフィーチャーされている名物ホール。いわゆるシグネチャーホールです。

18番は公式サイトでこのように書かれています ↓
高台のティインググラウンドから打ち下ろすスぺクタルな眺めのパー4。池とバンカーがガードするアイランドグリーンをどうとらえていくか。まさに大詰めのクライマックスを演出するホール

スペクタクルですよ。spectacle。おっそろしく美しい景観とか大仕掛けのショーって意味です。まさに最後を飾るにふさわしいホール。ここでひとつ重要な心構えを。コースに出る前、ドライビングレンジや練習グリーン、アプローチ練習エリアに直行する前に、まず、必ず、クラブハウス前からコース全体を見渡すこと。これは掟です。ここをすっ飛ばしてラウンドを始めてはなりません。そのような不届き者は必ずやデズモンド君の罠にはまりまくりまくり、半泣きでコースをあとにすることになります。

これは掟なのです。何故なら佐野ヒルクは、わたくしが勝手に開催している『クラブハウスから見える景色ワクワク度選手権』に、富士屋ホテル仙石ゴルフコース、ディアレイクカントリー倶楽部とともにエントリーしているのです。クラブハウス前に立ち、特に着目すべきは18番のグリーンまわり。

ある冬の早朝。グリーン右サイドをよーく見てみて
こ、これはもしや!

♡やないかああああっ!
どうです。これだけでもう気分がだいーぶ上がったはず。デズモンド君と互角に闘えるかもしれないような気がしてきます。

赤く染まったドウダンツツジ。まだ真っ赤っかじゃない。緑と赤が混在する紅葉しはじめの頃が一番美しいと思う。今年はもうすぐかな
早朝ならでは。水滴が宝石のようなクモの巣。だけどこのサイトの解像度だとあんまり美しさがわからないかも。ゴルフサプリさま、なんとかしてください
別の角度からの18番グリーン
10番PAR4、フルバックの丘からクラブハウスを振り返って見つけた18番グリーンとフェアウェイ
18番PAR4、丘から。丘とはなにか、一番下の用語集にあります。
どんぶらこ(用語集参照)

水面がキラッキラ

しかしまあ、すべっすべで美しいグリーンだこと!

そしてもうひとつのシグネチャーホール、池絡みの8番PAR5

公式サイトでの紹介は:
2オンも可能なパー5。グリーン手前には池とつながったバンカーが美しいが、ハザードとしての効果が高い。攻めるか守るかのプランを明確にし、第2打の落としどころを決定していくことが大切。

2オン、飛ばし屋なら。というか、男子たるもの、池を避けて左に逃げるなどということは屈辱なのでアール。みたいな心理が働くのでしょうかね。ちなみにレギュラー丘から459ヤード、バック488y、フルバック507y、赤い丘376y。池がかなりデカいんですよ。わたしはいつも左からまわしていきますが、シッパイするときは、なんか妙に調子が良くて妙に振れてるとき、イケイケモード発動しちゃうのか、池の左側に向いてるつもりが実は狙いが中途半端になっててスレスレから着水ってパターンで水しぶきを上げることが多いです。男子が2オン狙いで池に入れるのとだいぶ趣が異なります。

左バンカーのちょい右側を狙ってるのに
デカくて長い池
樹木が池にくっきり、正反射(鏡面反射)してます
  • ニンゲンも映ってる

近づきすぎると視界が揺れて
吸い込まれます。印象派に転向
そして好例、グリーンからの振り返り
グリーン奥からの振り返り
グリーン右側からの眺め
9番の丘あたりからの振り返り。どんぶらこしてるのわかるかな
ほんとうに、なんて美しいんでしょう。グリーンも白砂バンカーも

だがしかし、グリーンがこれまた結構などんぶらこなので、ピン位置によってはかなりシビれるパッティングになります。女子が刻むとき、グリーンの左横に置いてそこからアプローチすればいいよねっと思って左横まで運んじゃうと、実はそこからはモーレツに怖ろしい景色で、ひじょーにデリケートでソフトなアプローチを要求されるのでオススメしません。花道のくせにイケズなんです。あと、うかつに長いクラブで3オンさせちゃって、ピン位置は左サイドなのにボールは右奥なんてことになると、マン長い上りのパットに挑戦することになるので難儀です。なのでおれはおとなっぽくボギーオン狙いすることが多いかな。とはいえ、狙える気分のときは狙いたいから狙っちゃうけど。大叩きを怖れない強いハートを持ってるから。まあそゆこと。覚悟があるかないか。

おれのルート

ではでは、ひとつ単語が増えた単語帳を最後に復習して、今日はおわかれ。長々とありがとうございました!次回、いよいよ『シグネチャーホール間』の登場です。話の枕は短めでいくつもりでおります。今のところ。

NEW・ゴルフ用語集

丘・あの丘:ティーイングエリア
シグネチャーホール間:『シグネチャーホール・間』ではなく『シグネチャー・ホール間』。ホールとホールの間、ホールと全然関係ないとこで印象に残る場所のこと
振り返りのススメ;飛球線方向以外を見る、特に振り返ると驚きの美しい光景が広がってることが多いよ!
どんぶらこ:アップダウンやアンジュレーションのこと
サバンナ系:アフリカのサバンナを彷彿とさせる光景が見られるコースのこと

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