金無いのにラウンド復帰しようとしたら、パターが錆びていた件
金無いのにゴルフやってるオヤジのはなし 第5話
前回のユーティリティの話で、14年ぶりにラウンド復帰したものの、やはり金無いので、当面は14年前のクラブセッティングで戦っていくことにしたと書きました。
今回は、復帰時のクラブセッティングの中からパターの紹介をしたいと思います。また、そのパター以前には、どのようにパターを使ってきたかという話も書きたいと思います。
「金無いのにゴルフやってるオヤジ」とは？
金無いのにゴルフやってるオヤジ、と申します。50代のおっさんです。 スコアも通常100前後という完全なアベレージゴルファー...
人生初の100切りに向け、パターの買い替えを検討する
25歳でゴルフを始めたときには、パターなんてボールを転がせれば何でもOKでしょうという考えでしたので、近所のゴルフ用品店で売っていたノンブランドの数千円のパターを使っていました。
しかし、ゴルフを始めて数ラウンド目に、1ラウンドで50パットという大失態をします。当時は100を切りたいと躍起になっていた頃であり、もし、このラウンドで40パットを切っていたら、100切り達成できていました。
このラウンドから、それまで、ほとんど力を入れていなかったパットも、100切りのために真面目に取り組まなければいけないと思い直しました。
そして、まずはノンブランドの数千円のパターを買い替えようと考えたのです。
ちょうどそのころ、男子ツアーではジャンボ尾崎プロが他を寄せ付けない強さを見せていました。1994年から5年連続の賞金王ですので、その頃はテレビでトーナメントを見ていると、しばしば優勝争いをしていて、当然画面に映る機会も多くなります。
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ジャンボ尾崎プロといえば、当時はゴルフ界1、2を争う飛ばし屋でしたが、テレビで見ていると小技が上手すぎます。特ににパターは秀逸です。
当時はまだ独身で金銭的に少々余裕があり、かつ、ミーハーな私は、このジャンボ尾崎プロが開発し、自らもトーナメントで使っているWOSSのパターを買うしかないと、全国チェーンのゴルフ用品店に向かったのです。
WOSSを購入するも…
ゴルフ用品店に入ると、WOSSのパターは絶賛売り出し中で、高いクラブにもかかわらず5本くらい置いてありました。
価格は約4万円ですが、当時はまだ独身で金銭的にも少々余裕があったので、これで100を切れるなら安いものと金額で躊躇することはありませんでした。
さっそく、どんなものかと手に取って構えてみます。おそらく35インチだったと思いますが、構えた瞬間、長いなと感じました。かなり突っ立ったアドレスをしなければなりません。
身長181センチのジャンボ尾崎プロにはちょうど良い長さなのかもしれませんが、一般的な身長の私には、かなり長いのです。はたして、自分に合っているパターなのか30分くらい悩みましたが、ジャンボ尾崎プロが使っているのなら間違いなしと自分に言い聞かせて購入することにしたのです。
その後の通算11ラウンド目に、このWOSSで人生初の100切りを達成します。しかしながらこのWOSS、重さとしてはマレット型なのでしょうが、上の写真のように上から見るとヘッドの小さいかまぼこ型のように見え、それに大きな曲がりのシャフトが付けられているため、見た目の不安定感があり、左に引っ掛かるイメージしか湧きません。※あくまで私個人の感想です。
実際に打ってみると、思ったよりは真っ直ぐ打てるのですが、構えたときの違和感がどうしても抜けませんでした。
タイガーウッズに乗り換える
そうこうしているうちに、米ツアーでタイガーウッズが活躍し始めました。1997年に最年少でマスターズを制して、その年の米ツアー賞金王を獲得して以降、2000年から2001年に掛けてのメジャー4連勝など、1990年代終盤から2000年代に掛けてのゴルフ界は、まさにタイガー一色という雰囲気でした。
タイガーのパットは天才的で、黒のスコッティキャメロンのロングネックで、ミドルパット、ロングパットをボコボコ入れてきます。それを見ていて、ピンタイプなら、シャフトが真っ直ぐなクランクネックで構え易そうだし、パットの名手タイガーも使っているのなら間違いないだろう。
そう考えたミーハーな私は、スコッティキャメロンのロングネックを購入するために上野に向かったのです。
新品はさすがに高いので、程度のいい中古は無いかと、上野の中古クラブ店に入りました。そこで、２万円台後半で中古の黒のスコッティキャメロンのロングネックがありました。構えてみると、おそらく35インチで長いとは感じましたが、新品のように綺麗なクラブでした。そして、2万円台の美品が見つかったのはラッキーと思い、即、購入したのです。それを、結婚してゴルフをやめるまで使い続けました。
やはり、ストレートなシャフトのピンタイプは構え易いです。しかし、ヘッドがそれほど重くないので、ヘッドの直進性はいまいちな上級者向けクラブだなと思っていました。
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スコッティキャメロンに悲劇が…
それからかなりの年月が経った後、「金無いのにゴルフやってるオヤジ」の復帰戦に向け、14年ぶりにゴルフバッグからスコッティキャメロンを出してヘッドカバーを外すと、見事に錆びだらけ。真っ黒でカッコ良かったパターヘッドは黒と茶色のまだらになっていて、見るも無残でした。
軟鉄のヘッドとはいえ、黒い塗料が厚めに塗られている感じがしたので、錆びないのかと思っていましたが、細かい傷から徐々に地金が錆びて、それが年月を掛けて広がってきたようです。新たなパターを新調するかと思いましたが、復帰戦のラウンド代を払うのがギリギリというくらい金無いので無理でした。
幸い、フェースは鉄以外の材料が埋め込まれていて、その部分は錆びていないので、まだ使えると判断して、錆をできるだけ落として、14年ぶりの復帰戦である会社のコンペに参加しました。上の写真は実際のパターです。
そして、14年ぶりのラウンドにもかかわらずパットはまずまずで、以前にも書きましたように、この復帰戦を51・44の95でラウンドしてきたのです。
その時は、金無いし、パターは当面は、この”サビサビ”スコッティキャメロンでいいやと思っていたのですが、その後、金無いのに新規のパターを購入することになるのです。その話は、次回に書きたいと思います。
金無いのにゴルフやってるオヤジ（ペンネーム）
東京都在住の50代のおっさんです。25歳からゴルフを始め、現在はスコア100前後のアベレージゴルファーです。金は無いですが、70台でラウンドできる上級者になるべく、ゴルフを頑張っています。「金無いのにゴルフやってるオヤジの日記」というブログもやっています。こちらもご興味があれば覗いてみてください。
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