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コラム
いわゆる“やさしいドライバー”ってどんなドライバー？ホントにみんなにやさしいの？

いわゆる“やさしいドライバー”ってどんなドライバー？ホントにみんなにやさしいの？

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2023/07/27　ゴルフサプリ編集部　もう少しでシングル

ゴルフブロガーのもう少しでシングルです！今回はやさしいドライバーについて考えてみました。結論的には、やさしいドライバーは人によって変わります。クラブフィッティングや試打で自分に合ったドライバーを探しましょう！

一般論でのやさしいドライバーとは？

みなさんは、やさしいドライバーと言われた時に、どういう特徴のドライバーをイメージされますか？今回の記事のテーマはゴルフサプリ編集部の方からいただいたのですが、記事を書き始めた時に、私はそもそもやさしいドライバーとは何だろうという疑問にぶつかりました。ゴルフ雑誌やウェブサイトを見てみると、主に3つの特徴があるクラブを指しているようです。

●ボールが捕まりやすい
●ボールが上がりやすい
●芯が広い

アマチュアゴルファーはスライスに苦しんでいたり、ボールが上がらなかったり、安定的に芯に当らないので、それらを助けてくれるドライバーをやさしいドライバーと呼んでいるようです。

しかし、アマチュアゴルファーの中にも、フックに悩んでいる人や、ボールが上がり過ぎて困っている人もいます。こうしたアマチュアゴルファーにとって、一般的なやさしいドライバーは、本当にやさしいドライバーなのでしょうか？たぶん難しいドライバーと感じるのではないでしょうか。一般的なやさしいドライバーが全ての人にやさしいとは限らないと考えています。

シングルプレーヤーが考える“やさしいドライバー”とは？

私はやさしいドライバーは人によって変わると考えています。でも共通しているのは、イメージ通りの弾道が自然に打てて、飛距離を最大化できるクラブが本当のやさしいドライバーではないでしょうか。

まずは、イメージ通りの弾道です。私もそうですが、多くのゴルファーはスライスを嫌がります。でも、改めて考えると、毎回同じぐらいの曲がり幅のスライスが打てるようになれば、それは持ち球に変わります。フェアウェイの左側に狙いを定めて、フェアウェイか右ラフに置けるようになれば、コースの攻略法がイメージしやすくなります。一番困るのは、振るたびにスライスも、フックも両方でてしまい、たまにOBのおまけつきのパターンです。私もスコアが悪い日はこのパターンが多いですね。多くのアマチュアゴルファーはストレートな弾道を好みますが、コンスタントにストレートの弾道を打つのは難しいです。ドローでもフェードでもどちらでも構いませんが、まずは持ち球を決めて、その弾道を自然に打てるドライバーがやさしいドライバーだと思います。

次に、飛距離の最大化です。やはりドライバーは可能であれば飛ばしたいです。飛距離の3要素は、ボールスピード、打ち出し角、バックスピン量です。弾道測定器のトラックマンが試算したところ、ヘッドスピード42.5m/sで、打ち出し角、10度、スピン量3,500回転で打った場合のキャリーは208ヤード。同じヘッドスピードで、打ち出し角17.5度、スピン量2,200回転の場合のキャリーは239ヤードです。その差は30ヤード。打ち出し角、スピン量はスイングによっても変わりますが、クラブの影響が大きいです。クラブを変えることで、最適な打ち出し角とスピン量でボールを打てるようになれば、今のスイングのままでも飛距離を伸ばすことができるはずです。

クラブフィッティング、試打で自分に合ったドライバーを探しましょう！

私が定義するやさしいドライバーを探そうとすると、弾道測定器を使ったクラブフィッティングや試打が必須になります。理想はクラブフィッティングですが、屋外の練習場でご自身のドライバーと打ち比べても構いません。過去の経験からすると、最初の1球目が結構重要です。1球目が上手く打てなかったドライバーはその後もなかなか上手く打てません。自分に合ったドライバーは1球目から上手く打てることが多いです。時間も手間もかかるので、すぐに新しいドライバーを手にすることは難しいかもしれません。

ただ、一般的にやさしいドライバーと言われているからという理由で購入し、自分に合わないので買い替えをするのは単なるお金の無駄使いと私は考えています。ドライバーは単価が高いので、手間を惜しまず探していただくと、最終的なコスパは良くなると思います。加えて、自分にとってやさしいドライバーを見つけることができれば、スコアアップに直結するはずです。