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ゴルフに筋トレは必要? シングルプレーヤーが考えるゴルフとフィジカルトレーニング

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2022/08/03 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

フィジカルトレーニング

ゴルフブロガーのもう少しでシングルです! 今回はゴルフの上達にフィジカルトレーニングが必要かどうかを考えてみました。私はゴルフのパフォーマンスを維持・向上させるためにはフィジカルトレーニングは必須だと考え、可能な範囲で継続的に行っています。

ゴルフの上達にはフィジカルトレーニングは必須と考える理由は?

みなさんは、フィジカルトレーニングと聞いてどう思いますか?
プロゴルファーの成績が伸び悩んだ時に筋トレのやり過ぎが理由ではないかと言われることがあり、筋トレはゴルフの上達に不要という意見もあります。

ただ、今回取り上げるフィジカルトレーニングの定義は、肉体能力の維持および強化を目的とする運動の総称です。筋トレもそうですが、有酸素運動、ストレッチも含んでいます。

私が考えるゴルフにおけるフィジカルトレーニングの効果は以下の5点です。

● ヘッドスピードがアップする
● スイングの安定性が上がる
● 1ラウンドを通してフルスイングできる体力がつく
● ケガの予防になる
● 年をとっても楽しくラウンドできる

みなさんは、ラウンドの後半まで体力を維持できていますか?ゴルフのラウンドをした後に疲れを感じませんか?
ラウンド中はボールを打つ回数自体は練習場よりも少ないですし、歩きのラウンドも少なくなっていますが、私はラウンドの翌日まで疲れが残ることが多いです。
この疲労から逆算すると、ゴルフは体力をかなり消耗するスポーツといえます。

しかも、ゴルフにはスイングをする時の瞬発力とラウンドを通してパフォーマンスを維持する持久力が必須です。私はゴルフの上達にはフィジカルトレーニングで瞬発力と持久力を強化する必要があると考えています。

ストレッチは必須!筋トレもできればやりましょう!

現在の私の年齢は40代後半ですが、一緒にラウンドする50代の方に、50歳になって急に飛距離が落ちたという話をよく聞きます。

あくまで一般論ですが、人間の筋肉の動作速度は30代をピークに徐々に落ち始めます。柔軟性は40代から徐々に低下していきます。筋肉量は50代から徐々に落ちていきます。
動作速度、柔軟性、筋肉量の変化から考えても、フィジカルトレーニングをしていなければ飛距離が落ちるのは当然の結果と考えられます。

ゴルフは主に自分の体、クラブ、ボールでプレイします。もちろん道具でカバーできる部分もありますが、エンジンである自分の体が衰えてしまっては高いパフォーマンスを維持することは難しいと思いませんか。
逆に、エンジンである自分の体をフィジカルトレーニングで鍛えれば、ゴルフのパフォーマンス向上につなげることができると考えられます。

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ストレッチ

私はゴルフの上達のためにストレッチは必須、筋トレもできればやったほうが良いと考えています。ストレッチは柔軟性の向上につながりますし、毎日継続すれば必ず成果が出ます。

私は若い頃からストレッチが嫌いで体が硬かったのですが、数年前からほぼ毎日ストレッチを20分ぐらい続けています。恥ずかしい話なのですが、昔は前屈をした時に指が床につきませんでしたが、今では指が床につくようになりました。前屈はふとももの裏の柔軟性が必要で、ゴルフにも必要になります。

筋トレ

筋トレも週2回程度していて、動作速度と筋肉量の維持・向上につながっていると思います。

ゴルフスイングには脱力が重要ですが、なかなか実践するのが難しいですよね。私の場合は筋トレをすることで力まずに振ってもヘッドスピードが落ちないことを確認できるようになってから、アドレスでの脱力、スイング中の無駄な力みが減ったように感じています。

重要なのは、闇雲にやるのではなく、ゴルフに効果がある部分を中心に強化することです。
筋トレでは、優先度が高いと言われているのが、下半身、体幹、背筋です。ストレッチでは、優先度が高いのは、肩甲骨、股関節、胸椎です。

筋トレ、ストレッチのやり方はウェブサイトやYouTubeでたくさん紹介されていますので、ぜひ一度検索してください。

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ゴルフ,スイング

みなさん、「TPI」を知っていますか?「TPI」はTitleist PERFORMANCE INSTITUTE(タイトリストパフォーマンスインスティテュート)の略です。TPIは2003年にゴルフのスイングに関連して人体がどのように機能するかを研究することを目的に設立されました。
設立以来、トッププロからアマチュアまで何千人ものゴルファーを研究し、プレーヤーの体が適切に機能すれば、ゴルフクラブが最も効率的な方法でスイングできることを発見するとともに、体の物理的な制限がゴルフのスイングに悪影響を及ぼしケガにつながる可能性があると分析しています。また、63ヵ国に19,000人を超えるTPI認定プロフェッショナルがいて、ゴルフプレーヤーをサポートしています。

私はまだTPI認定プロフェッショナルのレッスンを実際に受けたことはありませんが、まずはスクリーニングテスト(身体能力検査)で柔軟性、関節可動域、筋力、バランス力などをチェックします。
その後スイングを分析します。スクリーニングテストだけでも不足する身体機能が見えますし、スイング分析をすることで弱点がスイングにどのように影響しているのかを確認することができます。TPI認定プロフェッショナルから改善のためのエクササイズメニューを提案され、改善に取り組むことになる流れです。

Titleistが2003年に設立してデータ分析をし、レッスンプログラムを作るなんて、なんともアメリカらしいやり方ですよね。PGAのツアー選手の8割が導入していると言われていますので、フィジカルトレーニングの効果の大きさを物語っています。

日本でも2013年からTPIセミナーが開催され、TPI認定プロフェッショナルが増加しているようです。ウェブサイトを検索するとTPI認定プロフェッショナルがレッスンを行っているゴルフスクールもあるようです。機会があれば、レッスンを受講して、内容や効果をシェアさせていただきたいと思います。

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

    もう少しでシングル(ペンネーム)
    東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGA/USGAハンディキャップは7.5。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。


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