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飛びすぎ注意!? ミズノ「ST-Z 230」「ST-X 230」の新技術「CORTECH CHAMBER」がすごい

T-230 シリーズのドライバーはウッドの歴史を変えてしまう大発明クラブなの?ロマン派ゴルフ作家が検証する!

2023/03/06 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

ST-230 シリーズ

ミズノの2023ニューモデル『ST-X 230 ドライバー』と『ST-Z 230 ドライバー』は、どこが新しくなり、どんなパフォーマンスを発揮するのか? コースに持ち込んで試打した様子をレポートする。

撮影/篠原嗣典

新技術のCORTECH CHAMBERは、ウッドの飛距離革命を起こす大発明だ!

ST-230 シリーズ

ミズノは、2023年3月10日に(1)『ST-X 230 ドライバー』(2)『ST-Z 230 ドライバー』を発売する。すでに欧米では先行発売され、ツアーの供給も始まっている。

世界中の2023年のプロツアーでは、キャロウェイの『PARADYM 』シリーズ ドライバーが凄まじい勝率で勝ち続けていて、過去最高という呼び声も高い。

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しかし、今回取り上げる『ST-X 230 ドライバー』と『ST-Z 230 ドライバー』も凄いのである。

契約選手で『ST-Z 230 ドライバー』を実戦投入しているキース・ミッチェルは、2022年から現時点(2023年3月3日時点)まででベスト10以内フィニッシュが3回。ドライバーのランキングを見ると、トータルドライビング部門で1位になっている(同)。

2020-2021年は73位だったことを考えると、自然に『ST-Z 230 ドライバー』に興味が湧いてくるのが普通である。

この成績には『ST-230 シリーズ ドライバー』が搭載する業界初のテクノロジーである「CORTECH CHAMBER(コアテック チャンバー)」が影響していると考える。

ソールのフェース寄りに大きく深い溝を作り、それを「TPU」というやわらかい樹脂で埋めることはよくある。しかし「TPU」と一体成型された「鉄芯」ステンレスが、中央に浮くように配置されているのが「CORTECH CHAMBER」だ。

インパクト時にヘッドは急減速する。ボールにエネルギーを移した分、速度が落ちるのだ。その瞬間、「CORTECH CHAMBER」の鉄心は慣性の法則で飛行線方向に動き、結果として押し出すようにしてボールスピードを増やす効果があるというわけだ。

それにプラスして、ミズノが得意としているフェース素材「βチタン」は飛距離性能アップにすでに実績があるし、フェースの厚さと裏側の構造も新しい「コアテック フェース」になって、広い範囲が高反発になるようになっている。

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さて、ではいよいよコースで打っていこう

ワクワクしながら、『ST-Z 230 ドライバー』と『ST-X 230 ドライバー』の2本をコースに持ち込んで試打ラウンドをしてみることにした。

『ST-Z 230 ドライバー』は、ロフト9.5度、シャフトは、「Diamana MM D」のSフレックス。
『ST-X 230 ドライバー』は、ロフト10.5度、シャフトは、「TOUR AD GM D」のSフレックス。

コースは、気温2℃〜12℃、晴れ、強風。使い慣れていて、クラブの影響に集中できるということで『TOUR B X』を使用した。

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『ST-Z 230 ドライバー』は中弾道のドローボール

ST-Z 230 ドライバー

最初に『ST-Z 230 ドライバー』を打った。中弾道の強いボール。ややドローに飛んで、ちょっとビックリした。

今までのミズノのクラブなら、ストレートか、ややフェードぐらいに飛ぶ感じで打ったのにドローしたからだ。飛距離は230ヤードだったが、フェアウェイが緩かったから転がりが悪かったのに、飛ぶなぁと思った。

● 打音の音量:ちょうど良い大きさ。音質は濡れた鞭系の音。
● 打ち応え:やわらかく乗り感も、特殊な押し感もある。手応えはしっかりしているが、鈍感で、芯感も曖昧。

次のホールは、210ヤードぐらいから緩い下り坂が続く。ナチュラルに打った。10ヤードぐらいドローしたが、させている感触はなく、不思議な感覚だった。ランが出てトータル距離250ヤード。凄い飛距離性能だ。

『ST-Z 230 ドライバー』こんなゴルファーにおすすめ!

低スピンの強いボールが活かせるゴルファーは、実は多くはない。『ST-Z 230 ドライバー』は、そういう意味で特別なドライバーと言えるが、ボールが伸び上がりすぎて、飛距離をロスしているゴルファーには、オススメである。

僕の場合は元々、スピン量が多いタイプなので、ヘッドスピード40m/sでも打てた可能性が高い。『ST-Z 230 ドライバー』は、ヘッドスピード45m/s以上のゴルファー用にチューニングされていると感じた。

「CORTECH CHAMBER」は、不思議な押し感として存在を感じる。これが飛距離に直結しているかは明確にはわからない。ただ、今までに感じたことがない奇妙なドローバイアスになっているように感じるのだ。

その影響なのかもしれないが、狙い通りの場所に打っていくという部分で、『ST-Z 230 ドライバー』には苦労させられた。つまり、じゃじゃ馬なのだ。

飛距離性能は素晴らしいのに、荒れ球というドライバーは大嫌いで打つのも嫌だ、というゴルファーもいるが、逆に愛おしいと感じるゴルファーもいる。じゃじゃ馬を使い熟して名馬にした例は多くはないけれど、確実に存在するのだ。

そういう物語を感じさせるのが、『ST-Z 230 ドライバー』である。

『ST-X 230 ドライバー』やや低めの高弾道ボール

ST-X 230 ドライバー

次に、『ST-X 230 ドライバー』を打った。やや低めの高弾道の強いボール。ドローバイアスがかかって、しっかりとドローする。

飛距離は240ヤードだった。思ったよりも曲がったので、左サイドのラフに入った。手応えと、飛ぶボールの違いに戸惑いながらも、思ったよりも飛んでいることに驚かされた。

● 打音の音量:やや控えめ。音質は濡れた鞭系の音。
● 打ち応え:やわらかく乗り感も、特殊な押し感もある。手応えはしっかりしているが、鈍感で、芯感も曖昧である。

3ホール目でやっと納得のいくボールが出て、260ヤードの飛距離に驚いた。フェースの上目に当たって高く打ち出され、ストレートに飛んだ結果だった。

ただ、それまでにフェードを打つつもりで逆球が出てOBも打ったし、コントロールには苦しんだ。それでも、圧倒的な飛距離性能は魅力的でどうにかしたいと思い、色々と試行錯誤した。

『ST-X 230 ドライバー』こんなゴルファーにおすすめ!

途中からはクラブに逆らわないように意識した。今までのドローバイアスの感覚だけでは説明できない未知の感覚を使い熟すのは、1ラウンドだけではむずかしかった。

完全にコントロールできたとは言えないが、とにかくドロー専用というふうに考えるのが、良い結果が出る入り口だったようだ。

スライスに悩んでいるゴルファーが使えばストレートになるという単純なものではないが、『ST-X 230 ドライバー』は実に面白いドライバーに仕上がっている。

この春の新製品の試打で、最も飛んだドライバーとほぼ同じ距離を打てたというだけでも、オススメすべきクラブである。

『ST-230 シリーズ』はミズノの結晶

さて、試打ラウンドを通して感じたのは「CORTECH CHAMBER」のとんでもない可能性と、その未来への暗い影だ。

『ST-Z 230 ドライバー』も『ST-X 230 ドライバー』も、強烈な飛距離性能を持っている。ちょっと意味がわからない感じではあるが、たぶん新テクノロジーが効いているのだろうと思う。ミズノが4年間かけて開発した「CORTECH CHAMBER」は、ホンモノだったということだ。

カーボンがどうしたとかこうしたとか、その手の話を全て昔話にしてしまうパワーを感じた。その反面、結果が出すぎてしまって、規則で禁止されてしまうかもしれないと想像してしまったのだ。

どちらも個性的で、打ってみないとわからないと思うし、打っても鳥カゴの中ではわからないような気がする。

コースで打ってみて初めてその力が解放されるのだが、違反になる前に入手して、飛ぶドライバーって凄いなぁ、良いなぁ、と勝手な想像だが、実感して欲しいと願う。

『ST-230 シリーズ』のリリースが出たばかりのときの記事で、僕は自分のキャディバッグの中のウッドが全てミズノ製になってしまうかもしれないと書いた。

実際に打ってみて、その可能性がかなり高くなったと思っている。僕は、少し楽ができるので『ST-X 230 ドライバー』をチョイスしようと考えているのだが…あとは、ゴルフの神様のさじ加減である。

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篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。


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