「上級者は木製ティしか使わない」「プロはパー3でティを使わない」…ティにまつわる都市伝説の真偽はいかに!?
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第76回
たかがティ。されどティ。あなたのティは?
ティの都市伝説で有名なものは、ほかにもあります。
“OBを連想させるので白いティは使わない”、“ティアップのボールの高さが高いほど上級者で、よく飛ぶ”、“プロはパー3でティを使わない”など、キリがありません。
いずれも迷信や勘違いが広まったものです。例えば、プロはパー3でもティを使いますが、多くのツアープロは短いティではなく普通の長さのティを深く挿して使うことが多いので、それが勘違いされて広まった、というわけです。
ティを挿すときの所作で、腕前がわかるということもあります。
あるゴルファーは釘状のティを常に同じ高さでセットアップできるよう、公園にボールとティを持ち込んで練習をしていたところ、警察官から職務質問を受けたという涙ぐましい笑い話もあります。常に同じ高さにセットアップできるよう、段が付いているものもあります。
ティというアイテム
自分が愛用しているのは、ティにもなるしグリーンフォークにもなるというもので、春夏秋の3シーズンはこれを使っています。カラーは、昔は黒いティが好きだったのですが、今はこだわりなく朝の気分で白か赤、青をよく使います。
そもそもティはその昔、ひとつかみの砂を盛ったものでした。長い時間が流れてティペッグが発明され、現在の多種多様の形になってきました。
そして、ポケットに潜ませるお守りだと考えるだけで、自分のゴルフを変える力を持っているアイテムでもあるのです。大切に上手に使うのがゴルファーとしての正解なのです。
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篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。
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