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米女子ツアーの来季出場権をかけたQT(クオリファイングトーナメント) 何位までが出場できるの?

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2023/12/05 ゴルフサプリ編集部 宮井善一

ゴルフ場,グリーン,ホール

米女子ツアーの来季出場権をかけたクオリファイングトーナメント(QT)の最終予選が、11月30日に始まりました。日本からは吉田優利、西郷真央、馬場咲希の3人がエントリーしています。QTとはどのようなシステムでどんな歴史があるのか。米女子ツアーのQTに絞って分かりやすく解説します。

[目次]

QTとは?

QTはシードを持っていない選手たちが翌シーズンのツアー出場権を得るためにプレーする舞台で、Qスクールとも呼ばれます。日本語では一般的に予選会と表記されています。

今年のQTはステージⅠ、ステージⅡ、そしてQシリーズと呼ばれる最終予選の3段階で実施されています。9月に行われたステージⅠには300人余りが参加。99人がステージⅡの出場資格をつかみました。

10月のステージⅡには、ステージⅠ通過者とステージⅡからの出場資格(下部ツアーのランキングや世界アマチュアランキング、ロレックスランキングなどによる)を持つ選手の合わせて188人がプレー。30位タイまでの41人が最終予選への関門を突破しました。8人が挑んだ日本選手でクリアしたのは馬場1人でした。

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最終予選は、11月30日から6日間108ホールの日程で行われます。最終予選からの出場資格は今季米女子ツアーポイントランキング101位から150位など。吉田と西郷は女子の世界ランキングであるロレックスランキング75位以内の資格で最終予選からの登場となります。

6日間を戦い終えて上位20位タイに入れば、来季出場資格のカテゴリー14に名を連ねることができます。米女子ツアーの出場資格は20ほどのカテゴリーに分かれており、1番目がポイントランキング上位80人です。以降、生涯獲得賞金20位以内やメジャー優勝者、ポイントランキング81~100位などのカテゴリーがあり、QT20位タイまでの資格は14番目。

ずいぶんと低いように思われるかもしれませんが、出場人数が少ないトーナメントを除けばだいたい出場可能なポジション。QTの順位が上であればあるほど、出場のチャンスは増えていきます

20位タイに入れなくても、45位タイまでならば続くカテゴリー15に入ることができます。出場機会は減りますが、今季は西村優菜がここから見事にシード権をつかみ取りました。

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QTの歴史と日本選手挑戦の記録

米女子ツアーのQTが初めて実施されたのは1973年1月でした。当初は1月と夏場の年2回実施されていたようです。QTが始まる前に米女子ツアーでプレーした樋口久子らは、特別承認という形での参戦でした。

日本選手で初めてQTをクリアしたのは清元登子。1976年のことでした。その後、1977年に1人、1978年には3人が合格。ただ、当時の日本選手は春先に数試合出場するだけで、あくまで主戦場は日本というスタイルでした。1981年には、森口祐子が日本選手で初めてトップ合格を果たします。同年は岡本綾子も4位タイでクリア。岡本は1978年に落選を喫しており、2度目の挑戦での合格でした。

QTが年1回の開催となったのは1984年から。1989年には小林浩美がトップで合格し、2003年までプレー。計4勝を挙げました。

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2005年に挑戦した宮里藍は、何と2位に12打差をつける圧倒的なパフォーマンスでトップ合格を飾りました。この時は諸見里しのぶもクリア。諸見里は同年に日本のプロテストも合格しており、“日米同年合格”を果たしています。

その後、大山志保、宮里美香、野村敏京、上原彩子、有村智恵、横峯さくららがQTを経て参戦。2016年には畑岡奈紗が14位タイで出場権をつかんでいます。ただ、畑岡はシード権を得ることができず翌年再度QTに挑戦。今度はトップで合格し、翌2018年には2勝を挙げてトッププレーヤーへの階段を上っていきました。

2020年には渋野日向子と古江彩佳が、2021年には勝みなみと西村優菜がQTに挑んでツアーメンバーとなりました。来年は米女子ツアーで躍動する姿を見たいものです。

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文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。

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